《CSCS講座(25)》栄養戦略③(摂食障害)
今回は「摂食障害」についてです。
競技の中でも審美点を競う種目であればあるほど、体重管理や見た目を(過度に)気にして摂食障害に陥るケースがあります。
どういった障害パターンがあるかをきちんと理解し、適切な対応を取れるよう心がけましょう。
「神経性食欲不振症」
神経性食欲不振症とは、歪んだ身体イメージや体重増加に対する恐怖感により極端な減量を行ってしまう状態です。
特徴は以下です。
・特徴=繰り返しの体重測定、食べ物の細分化、細心の取分けなど
・限定型=少食、ほとんど食べない
・過食-嘔吐型=ドカ食い後に、強制的な嘔吐を引き起こす
・発症の平均年齢は19歳(女性0.9%、男性0.3%)
・全メンタルヘルス障害の中で、死亡率が最も高い
体重を過度に気にして全く食べなくなるケースと、人前では食べてもすぐに強制的嘔吐(指を喉奥へ入れるなど)をするケースがあります。
栄養摂取に対する知識の乏しい若年層(特に女性)に発症しやすいため、食事シーンをよく見ておきましょう。
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