ISFJの生きづらさ
私のMBTIはISFJ(擁護者)。
その特徴を一言で表すならば、「他人を思いやり、自分よりも他人を優先するタイプ」といったところだろうか。
著名人だと、マザー・テレサもISFJだったのではないかと言われている。
正直私の性格は、典型的なISFJと言っていい。
巷で見かけるISFJの特徴は、大抵当てはまる。
何度性格診断をやってもほぼ同じ結果だ。
人が嬉しそうにしていると私も嬉しい。
人の喜びこそ私の幸福でもある。
しかし、典型的なISFJだからこそ生きづらいと感じる点が多々ある。
以下に4つを記載する。
①他人を優先するあまり、自分の事がおろそかになる
私はよく「優しい」と言われる。
それ自体は嬉しいし、ありがたいことだ。
一方で、優しさや気遣いとは諸刃の剣でもある。
自分さえ我慢すればこの場は丸く収まる。
そのように考え、我慢する事が往々にしてある。
それを繰り返し続けていると、溜まった毒が蓄積し、心身に不調を及ぼす。
慈愛の心は持ち合わせているが、自愛の心は乏しいのだ。
②完璧主義
とにかく自分に厳しい。
ちょっとしたミスでも自分はダメに違いないと思い込む。
落ち込み、引きずり続ける。
初めての事をする時は、時間をかけて調べる。
事前準備をする。しすぎる。
その結果疲れてしまうこともしばしば。
③変化に弱い
ISFJの特徴でもありつつ、ASD(自閉スペクトラム症)の傾向も持っている私。
予定は事前に決めておきたい。
急な予定変更で大ダメージを受ける。
臨機応変な対応も苦手。
また、過去に囚われがち。
例えば、以前と違う言葉をかけられると激しく混乱する。
もちろん言うことがコロコロ変わる人は問題があるだろうが、そうではなく。
人の気持ちは変わるものだ。
にも関わらず、昔言ってくれた嬉しい言葉に固執して「あの時ああ言ってくれたのは嘘だったのか?」と勝手に落ち込む。
そこに折り合いをつけられず、過去の言葉に囚われ、苦しみ続ける。
④共感性が高い
こちらはHSPの特徴でもある。
人が喜んでいると嬉しくなるが、反対に人が悲しんでいると私も辛くなる。
人の気持ちを吸収しすぎる。
性被害、虐待、毒親…。
理不尽な出来事は、人の体験を読むだけでも辛くなり、胸が苦しくなる。
ゆえに、映画なども胸糞展開や鬱エンドは苦手だ。
鬱映画とか基本的に観れない。
ISFJの人がみな上記に当てはまるとは限らないし、程度の差もあるだろう。
私はこれらの特徴を色濃く持ち合わせているし、日常生活に支障が出るレベルだ。
実際慢性的な鬱に苦しんでいる。
ただ、協調性が高く、奉仕精神を持つISFJタイプ(あるいは近いMBTI)の人が私は好きだ。
優しい人が好きだ。
一緒にいたら心地良いだろうし、友達に欲しいタイプでもある。
優しさゆえの病みやすさもあるだろう。
しかし、私のように絶望の淵には落ちないでほしい。
健やかに、幸せに過ごしてほしい。
優しい人が報われる世の中であってほしい。