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人間不信、再び

かつて人間不信になりかけた事がある。
だいぶ前に記事にしたっけな。

当時の事は自分の中で咀嚼して消化済み。


が、最近再び人間不信になってきている事に気づいた。

いよいよって感じだ。
いよいよ廃人と化してきた。


何か特別酷い事をされたとかではない。
勝手に期待して、勝手に傷ついただけだ。

誰も悪くない。


元々私はASD(アスペルガー症候群)の気質があり、人の気持ちを読み取るのが苦手だ。
どうしても言われた言葉通りに受け取るきらいがある。

そのため、「実はこう思ってたんだよね」と後から言われると酷く混乱する。

何が正しくて、何が嘘で、何を信じればいいかわからなくなる。
精神の均衡が崩れる。

そんな経験を繰り返すうちに、心が荒んでいった。


ただ、本音を隠されていたとしてもそれは大抵善意によるものだ。
これを言ったら相手が傷つくかな、などと気遣っている場合が多いだろう。

そもそも全てを本音で話す人間なんていない。

日本人は本音隠しがちだし。それが美徳となっている風潮すらある。

他ならぬ私自身。
遠慮して思ってる事を言えない人間でもある。


だから別に、何か被害に遭ったわけではない。
人間同士の善意が噛み合わず、すれ違っただけ。

誰も、何も悪くない。


ただ、疲れただけだ。
この言葉は嘘か本当か?隠し事をされているのか?
言葉の裏を読み続ける人生に疲れた。


人の気持ちなんてわからないし、わかろうとする事に疲れた。




人と深く関わらなければ、そうやって精神が摩耗することも防げる。

勝手に期待して、勝手に信じて、何かあった時に傷ついて…。
そんなの自滅も良いとこじゃないか。


だからもう人と深く関わる事はないだろう。
心から信頼することはないだろう。
そんな元気もないし、時間もない。

これ以上自分から傷つきにいかなくていい。


こんな卑屈な人間が幸せに生きられる未来があるはずもない。
早いうちに死んだ方が世のため人のため。
何より自分のためだ。


信じられるとすれば、そんな自分の弱さだけ。
この脆弱さだけは信じて疑わない。


自分だけを信じる。
自分だけを死んじる。

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