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『ユリシーズ読了への道』4

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みんな大好き『プロテウス』編です。
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記事一覧

第41回 『オデュッセイア』第4歌&『プロテウス』総括

 『オデュッセイア』第4歌  古代ギリシヤ。  テレマコスはペイシストラトスに付き添われ…

第40回 第3逸話『プロテウス』 最終回

スティーブンは岩から立ち上がり、海岸を後にすることにした。目指すは「シップ」って名の飲…

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第39回 第3逸話『プロテウス』 その9

 スティーブンは、眼前のある男女の女の方を、ジプシー(放浪者)女と勝手に見立て、詩作を試…

第38回 第3逸話『プロテウス』 その8

  岩に腰を下ろし、ワンコの死骸に「うえっ」なんて言ってると、今度は向こうから生きている…

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第37回 第3逸話『プロテウス』 その7

 サリーおばさん家を通り過ぎ、さらに歩き続けるスティーブン(たった10分ほど歩いただけなの…

第36回 第3逸話『プロテウス』 その6

 そして意味不明な、スティーブンの自問自答はさらに続く。 ”スティーブン君、君はいかにし…

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第35回 第3逸話『プロテウス』 その5

”風が彼の周りを飛び跳ねた。光る風の手編みに操られ、マナナーン(伝説上の海の妖精)の駿馬どもが”  頭がクラクラするスティーブンの独白文章が続き、筆者は「俺はこのまま死ぬのか」と思った次の瞬間、突然文体が三人称になる。  海岸を歩くスティーブンの周りを、風が飛び跳ねたんだって。マナナーンなる比喩表現とか出てきて、普通の小説っぽくなり、ホッとする。 ”あの新聞投稿(ディージーに託された手紙)を忘れちゃいけない、その後はシップに12時だ” さらに小説内の情報も出てきて、「俺

第34回 第3逸話『プロテウス』 その4

”僕も罪の暗闇の中で孕まれた。生まれたのではない、造られれたのだ”  イエス・キリストは…

第33回 第3逸話『プロテウス』 その3

↑3が四つも、イエーイ!  …さて、  目を開けた世界が、前とは少しも変わっていないいつ…

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第32回 第3逸話『プロテウス』 その2

 目を閉じて、浜辺を歩くスティーブン。 恐る恐る一歩、二歩三歩…。 ”「順序に連続するもの…

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第31回 第3逸話『プロテウス』 その1

 給料を受け取ったスティーブンは、その足でダブリン市街へ向かう。 ちょっと待てよ。 あんた…

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