【10/16】今週のリテールトピック #新小売概論
「新・小売概論」では、毎週主要ニュースを4〜5本ピックアップし、他のニュースや具体例を交えながら、ニュースの解説をしていきます。
ニュースのピックアップは毎朝NewsPicksでも行なっていますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
NewsPicksアカウント:https://newspicks.com/user/159187
今週の主要ニュースはこちら!
1.ブランドがポップアップストアを出す際に犯す2つの間違い
(The Two Scariest Mistakes Made by Pop-up Retailers)http://www.retailadventuresblog.com/2017/10/guest-post-two-scariest-mistakes-made.html?view=classic
2.米百貨店ニーマン・マーカスは赤字拡大 “デジタル・ファースト”を打ち出す
https://www.wwdjapan.com/494164
3.エアークローゼットが試着ECに進出、第一弾パートナーはユナイテッドアローズ
http://techwave.jp/archives/aircloset-to-enters-fitting-ec-with-1st-partner-unitedarrows.html
4.ARは、未来のECをどのように変えるか
(How Augmented Reality Will Shape the Future of Ecommerce)
http://www.the-future-of-commerce.com/2017/06/23/digital-consumer-age-of-retail-beyond-omnichannel/
5.ホテルは「体験型店舗」の新たな市場になるか?
(Are hotels the new frontier in experiential retail?)
http://www.retaildive.com/news/are-hotels-the-new-frontier-in-experiential-retail/505878/
1.ブランドがポップアップストアを出す際に犯す2つの間違い(The Two Scariest Mistakes Made by Pop-up Retailers)
記事URL:http://www.retailadventuresblog.com/2017/10/guest-post-two-scariest-mistakes-made.html?view=classic
ブランドがポップアップストアを開催する上で犯しがちなミスは、明確で特別な、それでいて計測可能な目的をもたずに取り組んでしまうことだ。「他も目的もあわせて叶えたい」と欲張らず、目的は次の6つの中からたったひとつに絞るべきである。
①ブランドイメージの醸成②商品の認知拡大③テスト販売④商品の販売⑤話題づくり⑥顧客との関係構築
The scariest mistake brands make when creating a pop-up is not having a clear, singular, measureable reason for doing it. “All the other kids are…” won’t cut it.
Consider any one of these six:
1. Build the brand.
2. Introduce a product.
3. Test something.
4. Sell something.
5. Create buzz.
6. Cement your relationship with the shopper.
小売系マーケーターのBradley Davesが、小売ニュースや消費者動向を探るブログKIZER & BENDER's Retail Adventuresへ寄稿したポップアップストア出店に関する考察記事。
冒頭で引用した「目的が明確でない」の他に、「顧客のSNSへの投稿動線を作れていない」ことが主な失敗の原因であると言います。
ここで示されている6つの目的は、以前ポップアップストアの出店相談を受けていた身としてもかなり共感度の高いラインナップでした。
さらにざっくり言うならば、「見せる」と「売る」どちらかによって、最適な場所や企画が大きく変わります。
なぜならば、「ブランドイメージがいい(表参道や銀座など)」エリアで、「人通りが多」くて、「一定の広さがあっ」て、「予算に合う」場所なんて絶対にないからです。だいぶいろんな場所を見てきましたが、これだけは断言します。
ポップアップストアの出店場所を選ぶ上で重要なのは「何を捨てるか」なのです。
例えば、
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