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今週読んだ海外記事と雑感(2020.1.25)

今週もNewsPicksでピックしたニュースとコメントを転記してまとめておきます。
今週はピック数が少なかったので、文末の有料パートは別途読んだ海外記事とそれに対する感想を書いていきます。

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プラダがポップアップクラブイベントを開催した理由

プラダが2日間限定のクラブイベントを開催。招待者は好きな時間に訪れることができ、トークイベントやアートの展示も行われるなど業界横断的なイベントだったよう。こうした取り組みは他のブランドも力をいれはじめており、商品単価に関わらず「コミュニティづくり」、そしてそのための「体験作り」はこれからブランドにとってより重要になっていくのだろうなと。
こうしたクラブイベントの施策はどこもトップレベルのVIP向けですが、個人的にはミドルクラス向けにそのアイテムを身につけていないと入れないシークレットレストランとかやればいいのになあとずっと思っています(すでにあったりするのでしょうか)。入り口を店舗にして、商品の購入やレンタルを促せれば客単価も上がりそうだよなあと。
これからのブランドは、身に付けることで誇示するだけではなくそのコミュニティに参加するということがステータスになっていくのだろうなと思います。

ファッション業界における「成長」と「サスティナブル」の矛盾

「サスティナビリティを考えるなら、そもそも過剰生産をやめるべきではないか」──?
昨今ファッション業界でも盛り上がる「サスティナブル」ですが、その根本的な矛盾について取り上げた良記事。中でも面白かったのは、ファストファッションブランド・Espritが生産量を減らし、将来的に単価をあげていくという意向を示したこと。個人的には、これはサスティナビリティ的な視点だけではなく今後リセール市場が盛り上がる中でファストファッションの優位性が落ちていくためにブランドとして方向転換をしたいという目論見が強そうだなと思っています。なにはともあれ、Espritだけではなくこれは世界中の低価格ブランドがぶつかる壁なので、長期的に見ると大量生産ではなく良質なものを少量作る方向にいきそうな気も。
あとは記事にもあったとおりリセールやレンタルなどの「新品を買う」以外のビジネスモデルを確立することが重要になっていきそう。とはいえどちらもすでにプラットフォームが育ち始めているので、正攻法でいくならブランドコミュニティを確立させ、イベントや教室のような体験で売上をつくっていくかたちになるのかなあ、とも思います。

これからのインスタショッピングについてブランドが知っておくべきこと

Instagramの今後の動きとして、「Reminder(値下げや在庫補充の自動通知)」と「AR試着」の2つがすでにいくつかのブランドがテストする段階に入っているとのこと。がっつりショッピングアプリに寄せてきている…!在庫管理機能にはまだ注力していなさそうなので引き続きECプラットフォームが必要となることに変わりはないと思いますが、Instagramアカウントさえ立ち上げてしまえば小規模ブランドならそれだけでブランド運営を賄えてしまう時代がすぐにきそうな気も。

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