【11/13】今週のリテールトピック #新小売概論

「新・小売概論」では、毎週海外ニュースを4〜5本ピックアップし、海外トレンドをベースにアパレルや小売を取り巻く環境について考察していきます。
国内ニュースのピックアップは毎朝NewsPicksでも行なっていますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

NewsPicksアカウント：https://newspicks.com/user/159187

今週の主要ニュースはこちら！

1.ファッションは、Podcastによって復活するか？
（Fashion Wakes Up to Podcasts）
2.バーバリー、野心的な事業再生計画を発表
（Burberry announces ambitious turnaround plan）
3.「独身の日」にラグジュアリーな顧客を狙うAlibabaとJD.comーしかし、果たしてブランドはこの戦略にのるべきなのか？
（Alibaba And JD.com Target Luxury Consumers For Singles' Day -- But Is It Wise For Brands To Join?）
4. Yoox Net-a-Porterは、過小評価されているのか？
（Is Yoox Net-a-Porter Undervalued?）
5.「声」を使った買い物は、次のECの開拓者になるか？
（Voice Shopping: The Next Ecommerce Frontier?）

1.ファッションは、Podcastによって復活するか？
（Fashion Wakes Up to Podcasts）

記事URL：https://www.businessoffashion.com/articles/intelligence/popping-the-fashion-podcast-bubble

ファッション関係者へのインタビューで人気に火がつき、150万ダウンロードを記録した人気番組「American Fashion Podcast」を運営するCharles Beckwithは、ポッドキャスターはスポンサーを獲得することが重要だと言います。
彼によれば、200万ダウンロードを超えるpodcastは、1000人のリスナーごとに$25〜$100を稼ぐことができるそうです。
Securing a sponsor is vital for podcasters hoping to make a profit, says Charles Beckwith, host of "American Fashion Podcast", which has over 1.5 million downloads of its in-depth interviews with fashion industry insiders.
According to him, a podcast with over 2 million downloads can earn anything from $25 to $100 for every 1,000 listeners.

日本ではまだそこまで大きなブームになっているとは言い難いものの、アメリカでは新時代のラジオとして注目されているPodcast。

Podcastをはじめる海外メディアも増えましたが、果たしてマネタイズの道は？そして、ファッションブランドにとってPodcastへの参入は意味があるのか？を解説した記事。

冒頭の引用の数字で計算すると、Charles BeckwithさんもPodcastで累計4万万ドルくらい手にしたってこと！？と衝撃を受けました。
もちろんどのくらいの時間とお金をかけてここまできたのかわからないので費用対効果はわかりませんが、Podcastでもちゃんと稼げるんだあと。

動画主体のYoutubeに比べると、音声のみのPodcastは編集の労力が格段に少なくてすむ分、記事にもあったようにその日のうちに撮って出しできるカジュアルさも魅力。

個人的には超テキスト派なのでPodcastやオーディオブックの楽しさがよくわかっていませんでしたが、家の中で音楽を流すのと同じような感じで、熱心に聞くと言うよりも聞くともなしにつけておける軽い雰囲気がいいのかもしれません。

ただ、Podcastでスポンサーを見つけるためのネックは「ダウンロード数」しかわからないということ。