【読書記録】花のれん
山崎豊子 著
舞台は大阪。
主人公は多加という女性。
後の吉本興業の女主人をモデルとした物語。
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多加は船場商人の娘として生まれた。
借金まみれの遊び人である夫を若くして亡くし、残ったのは借金と一人息子。
女手ひとつ、何がなんでも息子を食べさせていくという強い意志で商いを成功させていくが…。
時代に負けない強かな女性の生涯。
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一言で言えば、根性。
守るものがある人は強いなと思った。
自分に置き換えた時、ここまでできるだろうか。
到底無理だと言いたくなると同時に、わたしも多加さんのように強くなければいけない気がした。
昭和36年の小説だが、全く時代を感じさせない感覚にも圧倒された。
今も昔も、変わらない強さ。
迷い弱気になっている時にこそ、読みたい一冊。
おしまい。
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読んでいただきありがとうございます∞この広いネット世界で出会えた縁に感謝*