![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105078466/rectangle_large_type_2_046c546bce55f4022d4fd3dd240121ee.png?width=1200)
【読書記録】麒麟児
冲方 丁 著
--あらすじ----
1868年3月、絶体絶命の江戸にて。
崩壊寸前の幕軍を統率する勝海舟は、
戦を終わらせようと策と和議を求め、
駆けずり回る。
対するは、幕府にとどめを刺すべく5万の官軍を率いる西郷隆盛。
日本の未来を賭け、
命も名誉も惜しまない2人の麒麟児による交渉が始まる...。
----------
主人公は勝海舟。
江戸の無血開城を実現させた人。
そして、その交渉相手は官軍・西郷隆盛。
この2人それぞれの交渉術が素晴らしい。
気づいた時には、夢中になって読んでいた。
勝海舟の生まれつき
運や上司に恵まれることなく、
努力と実力だけで
道を切り開いてきた働き方には、
学ぶべきところが沢山あるように感じた。
勝と西郷は
敵同士でも互いに信頼し合い、
日本の明るい未来を願って
命をかけた。
その歴史が確かにあったとすれば、
私もしっかり生きなければと強く思う。
勝が西郷へ宛てた留魂の碑は
実在しており、
現在の東京・洗足池公園内にあるそう。
勝海舟のお墓も同じ場所に。
今度、手を合わせてこようと思う。
名言が至るところに散りばめられた一冊。
おしまい。
いいなと思ったら応援しよう!
![きゅーり](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101431823/profile_fcc2369eb9fe0483caee5eae3c0ab906.png?width=600&crop=1:1,smart)