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【読書記録】海になみだはいらない

灰谷健次郎 著

この本は灰谷さんの短編集が8つ入っていて、どれも子供が主役で、子供の目線で描かれている。

読んでいると、まるで子供たちと話をしているみたい。

一生懸命に日々を過ごす子供たちとその周りの大人とのやり取りが、どこか懐かしい感じ。

海に潜るのが大好きな男の子、

自分のやりたいことができず、希望なんて何もないと嘆く女の子、

養護学校へ通う女の子...。


子供ってなんてしっかりしてるんだろう。

大人の方が大事なことを忘れていたりして...なんて、ドキッとした。

短編"きみはダックス先生がきらいか"では、

『おとなのすることって、ほんとによくわからない』と主人公が言う。

思わず笑った。

きっとわたしも子供たちからしたら、変な大人なんだろうな。

やさしさって難しいや。


おしまい。






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きゅーり
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