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Shakespeare on Film 蜘蛛巣城
はい、こんにちは!きゅみです。
みなさんは蜘蛛巣城という映画をご存知ですか?
え、知らない?
これはあの有名な・・・巨匠 黒澤明監督による三船敏郎(漢字が出てきません)さん主演の時代劇なのです!実は、私の大学の巨匠S教授も大好きな”MIHUNE"先生の映画をアメリカで見ることになりました。題名はThrone of Blood.はい、めちゃめちゃかっこいいです!これは蜘蛛巣城の英語タイトルです!
ネタバレをしてしまうとつまらないのでしませんが、なぜ今回私たがこの映画を見たのかというと、実は蜘蛛巣城はあのシェークスピアのある作品に影響を受けた作品だからです!!!!
それは、
マクベス!!!!
いや、本当に黒澤監督って素晴らしい方だなと、感じました。本当に本当にかっこいいです。
はいここからは若干のネタバレを含んでしまってすみませんが、
私が映画を見て感じた違いは、
・日本が舞台(しかも大名が出てくる時代)
・三人の魔女ではなく、一人の妖怪なおばあさまが糸車と共に登場、実際の姿はおばあさまなのかすらわかりませんw。
・予言のことを家来全員に話してしまう(蜘蛛手の森が動かなければ負けないさ!)結局動くので、家来全員に裏切られて殺されてしまいます。
いや、でも三船敏郎さん演じる鷲巣と、その妻あさじの演技力は凄まじかったです。最後の死ぬ間際のシーンの鬼気迫る表情。いかに鷲巣(マクベス)が生と地位に執着していたのかがわかります。ある意味弱い男と思っていましたが、黒澤先生の描き方は最終的には強く夢に破れた男という形になったと思います。いや武将はかっこいい。あさじ殿の手洗いシーンは狂気です。本当に本当に怖い。でも、いかに殺人が己の身を滅ぼしていくのかがよくわかります。そして、あさじ殿は強い女性だと思っていましたが、本当は違った。どれだけ、野心が強く夫を信頼し、地位をあげたかったのかも伝わりました。素晴らしい。そして、日本の映画が海外で正しく評価をされていることを知って、日本人に生まれたことを改めて誇りにも思いました。
もう一回見たいなぁ。
きゅみ