聖なる魂に導かれて...リガトーニのボロネーゼ

今朝、実家へ行く前に
カフェでコーヒーを飲みながら
なんとはなしに本を読んでいました

私を取り囲む
困難だなと感じる状況は
何も変わらないし
自覚する逃避癖という名の依存症も
相変わらずなのに…

Ange Innocentという名の
登場人物は
人生という名のひとつの映画で
天国を求めすぎたがゆえに
地獄へ行くだろうと理解しているのに

わけもわからず…

春の日の柔らかい光のような
和毛のような
ふんわりと安らかな
ゆるやかな、平安があふれる…

今、この瞬間
手にとった本
出会ったもの、すべて
今というこの刹那が 

それこそ辿れば
宇宙創世からの無数の環境により
まさしくあるべきときに
あるべくように組み立てられたからで

今が、なんて
奇跡なんだろう

臨済宗の始祖は
奇跡は水の上を歩くことじゃなくて
大地の上を歩く一歩だ、って
そんなこと言っていた気がするの

うん、そう…


何も間違っていない
私は、誰もが、完璧……

今日の父のお昼は
リガトーニのボロネーゼ

こうしてリガトーニのラグー煮込みを
つくりたいと思ったのも

聖なる魂の導き

人生は、学びでも
ましてや修行でもない

努力は美徳なんかじゃない

(だって、努力の「努」って
「奴隷」の意味だもん…)

努力や我慢が
美徳ではないと気づくまでは
努力や我慢が必要かもしれないとしても

父と弟からの
「美味かった」を聞き

そして、いろいろ家事をして
手が離せない時とか
私の体力ゲージが切れた頃に
「アレしてコレして」言う父に腹を立て


私は、やさしい
できた人間ではないのです

この人物は
ワガママでマイペースで
融通がきかない

人格も破綻している


そんな自分を
斜め上から「またやってるな」と 
笑いながら…


帰ります