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得意という罠。

自分が「得意」だと思っていることが、いつの間にか自分を縛る足かせになっていることがある。

例えば、昔は通用したスキルや考え方を、今でも最前線の武器だと信じ込んでしまう。
かつての成功体験に酔いしれ、変化を拒む。
すると、気づかないうちに時代遅れの人間になってしまう。

「俺は昔、こんなすごいことをやった」
「このやり方でずっと上手くいってきた」
そういう武勇伝に浸りすぎると、進化は止まる。
最悪なのは、それにすら気づかないことだ。

そもそも、「得意」だと思っていること自体が、単なる自意識過剰というケースもある。
周囲がすごいと思ってくれているわけでもないのに、自分だけが「俺はできる」と思い込んでいる。
これほど危険なことはないだろ。

だからこそ、「得意」は常に磨き続けなければならない。
得意を過信せず、時代の変化に適応する。
過去の成功にしがみつくのではなく、常に新しい知識とスキルを取り入れ、アップデートし続けることが大切だ。


プロと呼ばれる人たちは、それを当たり前にやっている人のことをゆうのかもしれない。
自分の得意を「完成形」だとは決して思わない。
常に「もっと上がある」と考え、貪欲に成長し続ける。



しかし、最近相場が死ぬほど難しい。
でも、「なぜ、相場が難しいと感じるのか。」
の答えの中には、
過去の自分の成功手法との乖離が必ず含まれてると考えてる。

現実には少しあり得ない話になるが、
イメージをあえて数学的にいえば、

元々「何もない人」が基準0座標点にいるとして、その人が今の相場で勝てる地点までの距離より、

「元々勝ててた人」は、その手法が裏にハマってる事を考えると、マイナス地点スタートである可能性がある。
今の相場で勝てる座標点までの距離が、「何もない人」よりも、遠くになる様なイメージがある。

それくらい成功体験(得意)のイメージってのは、未来の足を引っ張る可能性があると、常々僕は考えてるって事だ。

実際は、「成功したことがある人」は、適応能力も「何もない人」よりもあるはずで。
いくらスタートの距離は遠かったとしても、そこに辿り着く能力もある。

だけれどもそれは、今日の話のテーマである、「過去の得意に縛られないでいること」
前提の話になってくるってことだ。

「昔はこうだった」的な感情は無意識に脳を支配してるものだ。
そう考えてるつもりはなくても、
意識しないとそう考えてしまってるのが人間なんだろう。

だから強い意志で、変化を恐れない。学び続ける。

それのみが、成功を継続させ、
本当に「それが得意」と胸を張れる人間の条件なのかもしれない。


*写真はハリーポッターの階段下の部屋
このセットが1番感動したな。


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