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僕がファイナンスと哲学をどちらも書く理由
僕のnoteがただのファイナンスや投資の話だけでなく、
必ず、哲学や心理学を絡めるのには、実はちゃんと理由がある。
それは、
ファイナンスや投資の世界だけが、
人生を一発で逆転できる「唯一のゲーム」だと思うからなんだ。
世の中は基本的に、実力相応の人生を送るようにできてる。
学歴なし、スキルなし、人脈なし。
そんな状態から這い上がるのは、普通のルートだとほぼ無理ゲーになる。もちろん、努力と根性で這い上がる例外的な人はいる。
けど、基本的に、
ビジネスで成り上がるにしても、時間と経験と能力がいるし、
スポーツや芸術でトップを取るには、才能と圧倒的な時間と努力がいる。
でも、ファイナンスや投資は全然違う。
ここでは、知識と戦略と運次第で、
ある日から世界のすべてがひっくり返る。
勝てるコツを掴めば、そこから数年もかからず、資産が何倍にもなることだってある。
きっかけを掴むのが死ぬほど難しい世界だと思うけど、出会いや運やアイデアで、きっかけさえ見出したら、多くの人の人生は変わる。
他のどんな分野でも、こんなことは基本、起こらないと思うんだ。
だから、人生を大逆転させる可能性があるとしたら、ファイナンスや投資の世界しかないんじゃないかって、僕は根本的に思ってる。
ただ、金を掴んでも、それだけじゃあ最高の結果にはならないかもしれない。
ここで大事なのは「金を得ること」がゴールじゃないってことだ。
宝くじを当てた人が数年で破産する話を、よく聞くよな。
それと同じで、投資の世界でも、一時的に大金を掴んだとしても、
それを扱う「器」がなかったら、
すぐに崩壊するんだろうと想像できるよな。
二代目、三代目で会社が潰れる話も、同じ構造なんだろうなと思う。
創業者は、ゼロから這い上がる過程で、金の価値や使い方を身をもって学ぶ。
成功した時点で、すごい器と実力を手に入れてる。
だけど、二代目、三代目は、生まれながらにして金を持ってるから、努力の過程がどうしても薄い。
だから、金の扱い方を間違えやすいんだろう。
それとまったく同じことが、
投資で成功しても起こるんじゃないか。
と僕は思ったんだ。
一代で成り上がっても、
死ぬほど、この人生で稼いでも、
次の世代が、活かすことができなかったら、
その繁栄は思ったよりも早く終わるんだろうと思う。
歴史的に見ても、投資で大金を掴んだ人間が、その後も長く成功し続けているケースは少なそうだから、
「人間力を上げれるのか」
その辺りが本質的に、明らかな分かれ道になると考えてる。
だから僕は、
ファイナンスや投資の話をするときに、哲学や心理学の話が要ると思ってる。
「どうやって勝つか」だけじゃなく、
「勝った後にどうするか」が、
もしかしたら本当の勝負だから。
お金を手にした瞬間、人間の本性が出るともいう。
もし、そこでブレたら、人も離れてしまい、最高の幸せってのは難しそうだ。
本当に勝つってのは、
長い目で見て、それらを果たすこと。
そういうことだと思う。
人生を逆転できる唯一のゲーム、「ファイナンス」。それは間違いない。
でも、それを本当の成功に変えられるかどうかは、結局「人間力」にかかってると思うから、
僕は、ファイナンスと哲学をセットで語るんだ。
*写真はマッハうさぎ。
撮らせてもらえなかった。うさぎ好きー。