神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立⑤
暑さとお腹の重さに負けて
心なんて落ち着くわけはないけれど涙は落ち着いたので息子を促してセンターに向かう。
腹立たしさと悲しさで体中パンパンだったように思う。
誰に対しての怒りかわからない。
息子に対してか、園に対してか。
あまり泣き言を言わないよう我慢して生きてきた。単にそういう性分だった。
負の感情が渦巻くと、
うまく言葉を紡げないし、
言ったところで
誰かに頼ったところで、
甘えたところでどうにかなったことはなかった。
最も身近な家族にも助けてもらった記憶がなかった。(お金を取られたことはあるけれども)
自分の正解を見つけられるのは自分だけだし
己を守れるな己だけだと思っていた。
だから、
センターに入ってから
「実は今、幼稚園から電話が来て…」
と、一部始終を話し終わったところで
息子担当の先生2人が血相を変えて
「はぁ?それ誰が電話してきたの?園長?副園長?ありえないね!後で電話するわ。」
「子供同士のことで親に謝らせるなんて初めて聞いたけど、何でそんなすぐバレる嘘つくんだろう、恥ずかしくないのかね」
と、怒り出してくださった時は
きっと一瞬でもニ瞬でも、確実に目を見開いてしまったと思う。
踏ん張らなければ、また泣きそうになるところだった。
味方してくれただけで嬉しくて、
泣き出したかった。
歯を食いしばり泣き出したくなる感情を抑えて、
(でもやっぱりちょっとは泣いたかもしれないです)
楽しそうに走り回る息子の療育に付き合った。
息子の監督をしながら、園側の対応について再度センターの先生たちと話したけれど
園内で起きたことは園内で全責任を負うこととする(園外はその限りではない)。
個人の情報を外部に口外しない。
と園の方針に記載があった⇦園のHPに掲載されている
しかし、
園内で起きたことは親に謝罪させ
外部に口外しないと言いながら
息子は他害衝動パニック衝動がある自閉症の子供ですよと広められていた⇦夫が謝罪の電話をした際に聞いて同情されたそうだ
特性も伝え加配もあっての ことだから、おかしいことしかない、という結論に至った。
これはもう園長と直接対峙しなければならない。
センターから帰り、
夫が謝罪の電話を済ませた後
息子の世話をしながら思った。
幼稚園に行かせるのやめよう…
翌朝、わたしは園長宛に電話することにした。
苛立ちで心臓が爆発しそうになるんじゃないかと思ったけれど
いざその場になると、頭も心も冷静だった。
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