円環

2016年生まれのASD,ADHDの長男(AIHによる妊娠)と 2021年生まれの次男…

円環

2016年生まれのASD,ADHDの長男(AIHによる妊娠)と 2021年生まれの次男(IVFによる妊娠)の母。 長男は療育手帳A2重度知的障害(たまに喋る+意思疎通○)宇宙語、多動全開の支援学級2年生。 次男はアレルギー多めで病弱です。 ✳︎只今手足口病の療養中

最近の記事

神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立⑤

暑さとお腹の重さに負けて 心なんて落ち着くわけはないけれど涙は落ち着いたので息子を促してセンターに向かう。 腹立たしさと悲しさで体中パンパンだったように思う。 誰に対しての怒りかわからない。 息子に対してか、園に対してか。 あまり泣き言を言わないよう我慢して生きてきた。単にそういう性分だった。 負の感情が渦巻くと、 うまく言葉を紡げないし、 言ったところで 誰かに頼ったところで、 甘えたところでどうにかなったことはなかった。 最も身近な家族にも助けてもらった記憶がな

    • 神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立④

      電話に出ると 副園長が、焦りとご機嫌取りが混ざり合ったような声色で 「今、ちょっと大丈夫ですか?」 と、聞いてきた。 もうこの時点で嫌な予感しかしない。 というか、副園長からの電話に楽しい思い出は1つもない。 「今センターに向かっているんですが、何でしょうか?」 副園長 「今日、参観日の時に小さい子押したって言う話があったと思うんですけど 私、その時いなかったし、現場を見てなかったからわからないんだけど なんかね、他の子も押してたらしいの。 ○さんと、○さんと、

      • 神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立③

        しばらくすると、 これからクラスに戻って工作を作るので 移動しましょうということになったのですが 教室へ向かう前に、 廊下をウロウロしていた副園長を見つけた園長、 急に副園長を廊下の隅に呼び寄せ、 そわそわと落ち着かない様子で何事かを話していました。 副園長は、 面倒くさそうに二言三言、話すと去って行ったのですが 園長は私に向き直り、いきなりこう言いました。 「すいません。 さっき、クラスでの参観が始まる前、ホールにいたんですけど、マール君が○○さんのお子さんを押しち

        • 神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立②

          問題の参観日の日。 (ああ、書くのがキツい… 吐きそうになります。 が、もし同じ思いをしている方がいたら 仲間だよ、一緒だよと言いたいので 頑張って書きます…) 息子と同じ幼稚園の同じクラスに 娘さんを通わせている親友Aが、多発性硬化症で暑いと足が立たないため 迎えに行って、一緒に幼稚園に入りました。 幼稚園の中はとても暑くて、 子供たちも汗だくでした。 私はAと手を繋ぎながら 息子のクラスに入りました。 もうすでにお母さんたちはズラっと揃っていて 教室の後ろのほうに

        神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立⑤

        • 神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立④

        • 神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立③

        • 神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立②

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立①

          息子が海に逃亡し警察にお世話になった件は、 児童相談所(所在は市外)と市内の発達支援センターだけでなく幼稚園にも自分で共有しました。 副園長は 「あら、大変でしたね。困ったことがあったら相談に乗りますからね。」 と手紙を寄越してきましたが いざ、 妊娠中で、息子の相手がしっかり相手ができないので預かりをお願いしたいと相談をしてみたら 「それはちょっと…せいぜい週2,3で」 と言っていて(正確には言っていたのは園長) (なんだこのとりあえず、慰めの定型行ってみた⭐︎ み

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜幼稚園との対立①

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜息子の失踪④

          女性の刑事さんは療育手帳の件と 児童相談所に発達検査をしたい旨のお話しをしておきますと仰られた後、帰って行きました。 私はため息を1つついて、 びしょびしょに濡れたサンダルと、 息子が脱ぎ散らかした後の ビショビショの服をビニール袋に入れて抱え 風呂場の息子の元に行きました。 息子は、もうすでにお風呂を出ていて リビングで悠長に素っ裸で寝転がりながら iPadでYouTubeを見ていました。 (余談ですが、 この時、彼はひつぎダンスにハマっていました) 「なんで外に出た

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜息子の失踪④

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜息子の失踪③

          息子はこちらが言ってることはそれほど難しくなければ大体わかるようでした。 カーテン閉めて、ですとか ちょっとそこのお茶とって、ですとか 簡単なお手伝いなら言えばわかるのでやってくれます。 服もたまに間違ってますが、着ることができるし、脱ぐこともできます。 お風呂も自分で入りたいタイミングでシャワーを浴びたり、湯船に使ったりしています。 食べたいものも言うことができます。 (大体2語文が多い) ただし、名前が言えません。 年齢もおなじく言えません。 名前や年齢の問いか

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜息子の失踪③

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜息子の失踪②

          「もしもし、お電話変わりました。」 「奥様でいらっしゃいますか? 私、○○警察署の刑事のAと申します」 (刑事?! 刑事から電話…) わたしは頭の中が真っ白になり 次の言葉を紡げなくなりました。 ここからの会話は、うろ覚えです。 刑事A 「ご主人から話を聞いたと思いますが そちらに息子さんはいらっしゃいましたか?」 「いえ、どこにもいません…お互いが、お互いがいる場所に息子がいると思っていて…」 情けなさと申し訳なさだけ はっきり覚えていました。 夫は仕事に戻

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜息子の失踪②

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜息子の失踪①

          ある休日、 この日も出血が続いて安静にしなければならなかったのですが この年はとても暑くて 息子は海に行きたがりました。 海は家から比較的近い場所にあるのですが、 絶対安静にしなければならなかったがために 連れて行ってあげられず 「ごめんね。お腹が痛くて連れてってあげられないんだ。」 と、何度も息子にもわかるように話しましたが 全く通じません。 「海に行こう、海、行きたい」 と何度も同じことを繰り返し言います。 もういい加減うんざりしてくるほど しつこく誘ってくる

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜息子の失踪①

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑨

          ○母の退院決定と私の妊娠○ それからしばらくは、 Oと私の冷戦が続きました。 息子はOが嫌いで、 彼の顔を見ると泣いて逃げていました。 Oが嫌で教室から出て行く息子、 有無を言わさず無言で強制的に連れ戻すO。 絶対に喋りたくないという彼の中の決め事があるのか、 どれだけコミニケーションとってほしいとお願いしても口を縫われたのかのように喋りません。 息子はOのストレスで夜中おしっこを漏らすようになっていました。 市内センターの先生たちも 訪問指導に行っては Oの対

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑨

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑧

          それから。 わたしは今回のことを地元のセンターの先生に 報告しました。 担当のK先生は、 声もお顔も綺麗な女の先生なのですが 眉間に皺を寄せて「はあ?」と、何度も怒りながら相槌を打っていましたが 話し終える時には 「いや何なの?Oさんて。 管轄外かなんか知らないけど、 それはそっち(園側)の都合だし、 預けてる側には関係ないし。 意味わかんないね。 園長、副園長もどういう関係か知らないけど 最初から知り合いだったなら、 そういう人格も掴めなかったのかな? いい。私F先

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑧

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑦

          園長に呼び出されたため、 急遽園へ話し合いにいくことになった私。 迎えの時間より少し前に到着すると いつもの仏頂面の「教育は管轄外男」と 園長はおらず、 あの苦手な副園長が ニコニコしながら立っていた。 今日はOと園長は不在なのかなと思って辺りを見回すと 加配O、死角からニュッと飛び出してきた。 こちらへ来るのかなと思いきや 私の顔を見るなり挨拶もせずに 踵を返した! (反抗期の中学生か) マスク越しに呆れ返っていると 副園長が、わたしの視線の先に気づいて焦った

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑦

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑥

          この問題があった当時、 息子は簡単な要求語は言えていたのですが お腹が空いた時に言えていた 「ご飯食べたい」を言わなくなり わーわーと泣き喚きながら家の端から端まで走って壁を殴ったり、ドタバタと暴れるようになっていました。 また言葉が消失していました。 上記は息子の自閉症状に当てはまっているのですが、あの仏頂面の「教育は管轄外」連呼オヤジに 自閉息子の対応ができるわけがないと思いました。 言葉に添えられた表情やニュアンスの読み取りに課題がある子に鉄仮面の無言おやじの組

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑥

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑤

          ◯なぜか逆ギレ◯ そして次の日。 お迎えの時、奴(加配O)がやってきた。 昨日の今日で、園長から指導が入ったはずだが どう出るんだろうか。 すると 加配O 「あの、朝〜園長に 園での息子さんの様子をお母さんに教えてあげてって言われたんですが、 あの〜 あんなかんじです。」 は? え、なに?デジャヴ? まだ言う? わざと怒らせようとしているのだろうか。 「あんな感じって ずっと泣いているということですか? そんなわけないですよね。 他の先生からもそんな説明

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑤

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園④

          家に戻ると、 おやつを食べながらニコニコiPadを見始めた息子を確認してから、すぐに幼稚園に電話した。 加配Oについては 今回のような騒動になる前に 夫も、しっかり見ていてもらわないと困る旨を伝えていた。 迎えに行くと毎度、泣いていたからだ。 夫に対しても 「いつもこんな感じなんですよね〜。笑」 とバカにしたような対応をしていたそうなので これまでのバカにしたような態度と 話ぶりについて まとめて園長に伝えることにした。 「いや あの…い、や、いやーあの、 えーと、

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園④

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園③

          N大学教授の ためになるお話があってから、すぐのこと。 幼稚園にお迎えに行くと息子が泣きながら私の元に走ってきました。 何があったのかは、もちろん話せません。 加配のOがやってきたので聞いてみると O「いやちょっと…わからないです。ずっとこんな感じなんで。笑」 は? 今、もしかしてバカにした? 顔を見るとOは見下したよう、蔑んでいるようなそんな目で私を見ていた。 …というか、嘲笑していた。 何がそんなにおかしいのか 眉毛を八の字に変えてクスクス笑っている。 「い

          神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園③