
パリ、娼婦の舘
メゾン・クローズ
女を隔離した方がよく
日常生活では肉体も心も
隠すべきものは持っていなかった
修道院が魂に傷を負った女性のための
サンクチュアリなら
メゾン・クローズは身一つでも
住居を提供する避難所だ
〖現代も同じで直ぐに稼ぎが必要なら
寮に入り12時間働く
場所によってはコンビニにも勝手には行けない
自由がないところはまさに隔離空間〗
もちろん隔離する働きかただけではないし……
この後、パリも同じように
隔離するだけの働きかたではなくなるが
同じように現代と共通するのもが
メゾン・クローズにもある
それは……
女性同士の愛情。
レズビアニスムは
吐き気を催すほどの
男どもの欲望に付き合ったからだ
男性は欲望を排泄する
私たちにとって本当に分かり合えるのは
オンナなんだ。