新しい推しに出会えた、スヌーピーミュージアム感想
スヌーピーミュージアムに行ってきました!!
死ぬまでに行きたいと思っていた場所の一つです。
あんぐりと開けられたスヌーピーの口から入るのが、たいへんユーモラス。
スヌーピーになら食べられてもいいという、製作者側の志向でしょうか?
リニューアル後の休日に行きましたが、当日券は余裕で購入できました。
【入場券】※2024年春時点
大学生以上…¥1800(前売り券)、¥2000(当日券)
中高生…¥800(前売り券)、¥1000(当日券)
小学生以下…¥400(前売り券)、¥600(当日券)
↑ご参考までに。
今回のnoteでは、本ミュージアムで発見したスヌーピーの魅力を、写真とともに語っていきます。
ある程度ネタバレになるので、初見でミュージアムを楽しみたいという方は、回れ右をお願いします!
●ファン大歓喜のスヌーピー愛爆発コーナー
本ミュージアムは、2階と3階が展示フロア、1階がチケット売り場とグッズショップになっています。
まずは1階でチケットを購入し、エレベーターで3階に上がると…
どーーーーん!!
見渡す限りスヌーピーグッズだらけの空間が。
出だしからテンション上がりますね〜
大きいスヌーピーと小さいスヌーピーが、ギュッと身を寄せ合っているのがめちゃくちゃかわいい…。
ぬいぐるみの他にも、色んな年代を感じるスヌーピーのグッズが沢山展示されています。
置物から文房具まで様々なので、雑貨好きな人には天国ですね。
個人的にはこういうレトロなフィギュアが大好きなので、ひたすら夢中で見て回りました。
●こっちを向いて、シュルツさん
続いて、スヌーピーの生みの親、チャールズ・M・シュルツさんの人生を振り返る展示へ。
小さな頃から絵が得意だったこと。
ゴルフや野球などのスポーツも大好きだったこと。
第二次大戦でヨーロッパに出兵したこと。
アートのインタラクション・スクールに就職したこと。
そこで出会った「赤毛の女の子」に失恋したこと。…
等身大のシュルツさんに視点を当てて、彼がどんな道を歩んできたのかをじっくりと知れる展示になっていました。
どの写真でも、爽やかで優しげなシュルツさんが、こちらを見てフワッと微笑んでくれているのが嬉しい。
エリック・カールさんとかディック・ブルーナさんとかもそうですが、可愛いキャラクターと物語を生み出した人の笑顔って、なんでこんなに温かいんだろう…。
また、残念ながら撮影はNGだったのですが、シュルツさんの手元を映したビデオ映像もいくつか見ることができました。
サラサラと滑るペンがキャラクターの輪郭をみるみるうちに描き出していく様は、圧巻です。
●壁一面に『ピーナッツ』の世界
いよいよ『ピーナッツ』の紹介コーナーに入ります。
『ピーナッツ』は、1950年から2000年まで、半世紀に渡って連載されていた歴史の長い漫画です。
初期のデザインではスヌーピーは四つ足歩行で、今よりも「普通の犬」という感じだったようですね。
チャーリー・ブラウンたちも、頭が大きめで幼く見えます。
こういう昔のコミックのシンプルなコマ割り、大好きなんですよね。
壁紙のデザインとして見ても普通におしゃれだし、没入感が少なくて、何の変哲もない日常を覗き込んでる感じがすごくいいです。
恥ずかしながら私、『ピーナッツ』の原作を今までちゃんと読んだことがなく。
スヌーピーが、「チャーリー・ブラウンに飼われているのではなく、自分がチャーリー・ブラウンを飼っているつもりでいた」という衝撃的な設定は知っているのですが…。
実際に展示されている漫画を見てみると、スヌーピーとチャーリー・ブラウンの関係がよく分かりました。
チャーリー・ブラウンの朗らかな性格と、スヌーピーの皮肉っぽいところが絶妙にマッチしています。
個人的に一番好きだったのはこれ↓
チャーリー:これ以上望むことがあるかい?顔に暖かい日差しを浴び…自分の犬をひざに…文句のつけようのない満足だ…
スヌーピー:彼にはこういう一面もあるのさ…
す、スヌーピー!!笑
冷静だなぁ〜〜〜
こんなにかわいい顔をした犬なのに妙に達観してるの、大好きです。
●思わぬ落とし穴。ライナスが魅力的すぎた
『ピーナッツ』のキャラクターといえば、スヌーピーやチャーリー・ブラウン、ルーシーなどが有名ですよね。
でも今回、私が一番心を奪われたのは、チャーリー・ブラウンの親友であるライナスでした。
ぶらぶらと展示室を歩きつつ、「いや〜やっぱりオモシロイなー」なんて思いながら漫画を順番に読んでいると、衝撃的な出会いがありました。
それがこちら↓
ライナス:
ボク、正面から問題にとりくむのいやなんだ。いちばんいい解決の方法は問題をさけることだと思う。
これはボクのはっきりした哲学なんだ…どんな問題も逃げ切れないほど大きかったりむずかしかったりはしない!
え…かっこいい…!!!
ライナスといえば、「ライナスの毛布」という言葉もあるくらい、いつも毛布を持っている寂しがり屋さん…というイメージがあったのですが、どうやらすごく哲学的な男の子のよう。
【説明キャプション】
近所で一番利口な子ども。ただし人からそう言われても、自分では絶対に認めようとしません。ルーシーの弟という役割は大変そうですが、困った様子は少しもなく、分別があって、哲学者のような話をします。
チャーリー・ブラウンの一番の仲良しで、野球チームではセカンドを守ります。ハロウィンの夜にかぼちゃ畑に行けば、水色の「安心毛布」にくるまって寒さをしのぎ、かぼちゃ大王がやってくるのを待っているライナスに必ず会えるはずです。
「クールで知的な甘ったれ」という紹介文が秀逸ですね!
ちなみにチャーリー・ブラウンの妹のサリーは、ライナスのことが気になっているようです。
2人の出会いはこちら↓
ライナス:へえ!チャーリー・ブラウンの妹だよ!
もう歩けてる!歩いてるよ!歩いてる!歩いてるんだ!
サリー:彼、カワイイわね?
いや、めちゃくちゃ面白い…。
シュールな笑いが大好きなので、思わず一人で吹き出してしまいました。
●ペパーミントパティとマーシー
見事ライナスにぶち抜かれた私ですが、恐ろしいことにここでは終わりませんでした。
ペパーミントパティとマーシーの女の子コンビ。
これが、めちゃくちゃかわいいんです。
『ピーナッツ』のキャラクターの中では、そこまで知名度はないと思われる2人。
私も顔と名前をギリ知ってる程度だったのですが、設定や漫画を見てみると、この2人、良い…!!
ペパーミントパティは、あまりお勉強はできないけれど、スポーツ万能な「放課後の女王」。
対してマーシーは成績優秀な優等生で、通知表はオールA。
正反対な2人ですが、互いに気の置けない大親友のようです。
ペパーミントパティ:
オールAとったの?ワーオ!すごいわね、マーシー!私Dマイナスぞろぞろよ…
通知表もたせてよ、マーシー…オールAの通知表を手にもつ感じを味わってみたいの…さあ、あなたは私のもって、私があなたのもつから。
あのねえ、そんなもちかたしなくたっていいでしょ!
これだけ見るとペパーミントパティが一方的にマーシーを慕っているようにも見えますが、なんとマーシーはペパーミントパティのことを、「Sir(先輩)」と呼んでいます。
なんだそれ可愛すぎる。
しかもなんとこの2人、どちらもチャーリー・ブラウンが気になっているらしいのです。
な、なんだってぇぇ…!?
親友であり、恋のライバルでもある2人…行方が気になって夜も眠れません。
最後に、すごくキュンとした漫画を。
ペパーミントパティ:この曲なんていうの?
マーシー:エルガーの“威風堂々”です…
ペパーミントパティ:気に入ったわ…
マーシー:私も
ペパーミントパティ:あのねえ?
マーシー:なんですか?
ペパーミントパティ:私、生きててよかった!
こうやって感動を分かち合える友達ほど、大切なものはないですね。
●どでかいスヌーピーに癒やされて
最高に楽しかった漫画の展示を抜けると、大きなスヌーピーたちが出迎えてくれます。
大きな寝そべりスヌーピー像も!
訪れた際は、ぜひここで色んな写真を取ってみてくださいね。
そして企画展示のコーナーを見て(今回は割愛します)、最後は1階に降りてグッズショップへ。
どんなグッズがあるかは、実際に訪れてからのお楽しみに〜。
お1人様1会計までだったので、買い忘れの無きようにご注意を。
イカした大学生、ジョー・クールになりきったスヌーピー像が建物の外にいました。
スヌーピーは大学生だけでなく、小説家、弁護士、撃墜王など、色んな変装ができるようです。
どこか食えないスヌーピーらしい趣味ですね。
沢山のかわいい展示に癒やされ、キャラクターたちのこれまで知らなかった魅力に触れ、そしてグッズも購入しと、大満足のミュージアムでした。
これからもずっと、『ピーナッツ』は世界中の人に愛されるんだろうな。
世界的に有名な作品の世界を、こんなに素敵なミュージアムの形で、しかも日本で楽しめるなんて最高です。
皆さんも是非、一度行ってみてください〜
よろしければスキとフォローを宜しくお願いいたします。
読んでくださりありがとうございました!