虫を食べたい植物たち
こんにちは。
今日は、食虫植物についてざっくりとまとめてみようと思います。
食虫植物とは、その名の通り虫を食べる植物なのですが、虫の栄養だけで生きているわけではなく、他の植物と同じようにちゃんと光合成も行っています。
本業は光合成で、虫を取るのは副業なんですね。
今回は、たくさん種類がある(600種以上)食虫植物の中でも、特に代表的なものを紹介します。
・モウセンゴケ
葉っぱの一面にびっしりと長い毛が生えており、その先端から甘いにおいのする粘液を出して虫をおびき寄せます。
においに釣られた虫がやってくると、毛が曲がって虫を包み、消化吸収します。
・ハエトリグサ
二枚貝のような形で、葉っぱの縁にはトゲがびっしり生えています。
モウセンゴケのように虫をおびき寄せる性質は持ちませんが、虫が内面の感覚毛に触れると瞬時に葉が閉じ、トゲが内側に曲がって、虫をしっかりと閉じ込めます。
・ネペンテス(ウツボカズラ)
壺型の葉っぱで虫を捕まえます。いわゆる「落とし穴」と同じ原理。
つるっと滑って落ちてきた虫を、底に溜まった消化液で溶かして吸収します。
・サラセニア
葉っぱは筒状で、ウツボカズラと同じく落ちてきた虫を捕らえます。
消化液を分泌することもありますが、主に細菌類を用いて獲物を分解します。
・ムシトリスミレ
可憐な花を咲かせますが、葉っぱや茎から粘液を出して虫を捕らえます。花がスミレに似ていることから名付けられました。
・タヌキモ
タヌキモの種類は多く、地生のものだけでなく水草っぽいものもあります。
捕虫嚢(ほちゅうのう)と呼ばれる器官を用いて、虫やミジンコ、オタマジャクシなどを捕らえます。
その仕組みは食虫植物が仕掛けるトラップの中で最も巧みだと言われていて、捕虫嚢の入口を開くタイミングで水を取り込み、それと同時に虫も吸い込むんだとか。なんかすごいですね。
おまけ。タヌキモ属の一種、ウサギゴケ。
もちろんこれも食虫植物なんですが、虫を食べるようには見えないくらいかわいいですね。
はい、今回は素人ながら魅力的な食虫植物を紹介してみました。ちょっとでも興味が湧いたという方は「スキ」してもらえるととても嬉しいです!
これからもちょっとした雑学や趣味の話などを語っていけたらなと思っています。もし興味のあるトピックがありましたら見てみてください。
読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回。