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【缶コレクション紹介】自分の「好き」を詰め込む小さな宇宙
“缶ブーム”はいまだ去らず。
百貨店に行くと、可愛らしいクッキー缶がたくさん並んでいます。特にバレンタインの時期なんかは、毎年チョコレート缶がまるで宝石店のようにずらりと陳列されます。
その前を通りすぎる人たちは、足は止めずとも心惹かれる缶を決して見落とすまいと、一瞬のあいだに素早く目線を滑らせているような気がします。
かく言う私もそんな缶好きパーソンの一人なのですが、何といっても、缶の魅力はその「しっかりとした存在感」にあります。
紙箱と違い、爪で突くとカチカチと固い。
持つとひやりと冷たいけれど、しばらくすると手のひらに馴染み、濡れても無問題。
あぁ、素晴らしきかな。
ということで今回は、自宅で保管している缶コレクションの一部を紹介させていただこうと思います。
形、厚み、色、柄などすべてがそれぞれ異なる缶たちに、何を入れて使っているかも合わせてご紹介します。
ただその前に一つだけ申しておきたいのですが、缶の使い道には、正解なんてありません。
何も入れなくてもいいし、飾ってもいいし、タンスの奥底にしまっていてもいい。
私の使い方にも統一感は全くないので、とても参考にはならないでしょうが、どうぞ気軽に覗いていただけたらと思います。
それでは、どうぞ!
▼貰い物の缶たち
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まずは、私や家族の知人からいただいた缶たちです。
左は知らないうちに実家にあったもので、おそらく母が誰かから貰ったのでしょうが、可愛いのでコレクション入りしました。
調べてみると、これは「アンジェリーナ」という店のチョコレート缶。
アンジェリーナとは、1903年から続くパリの老舗。ココ・シャネルやマルセル・ プルーストが集っていたという、歴史あるお店のようです。
そして右は、有名な「鎌倉ニュージャーマン」のクッキー缶。
缶の模様がエンボス加工になっていてとてもオシャレなのですが、そもそも、ここのクッキーが死ぬほどおいしかったことが忘れられません。
お菓子の味と缶の可愛さ、どちらをとっても150点です。いつかまた自分でも買って食べたい…
そして、この二つの缶の中に何を入れているかというと、
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はい。雑多にガチャガチャを詰め込んでいます。
人様に見せる予定がなかったのでゴチャゴチャしていて申し訳ないですが、このような四角くて深さのある缶は、小さなフィギュア系を入れやすくて非常に重宝します。
その点でいうと、こちらの缶↓も優秀です。
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こちらは、プーさん好きの親戚から貰った缶。ディズニーランドのお土産ですね。
おそらく季節ものではないので、今でも「プーさんのハニーハント」の横にあるプーさんグッズのお店などで買えるのではないでしょうか。
プーさんと仲間たちがエンボス加工になっていて、かなり深さもある可愛い缶です。
そしてここには、ディズニーグッズが入っているかと思いきや…
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スヌーピーグッズを入れています。(なぜ)
缶と中身の雰囲気を合わせて収納する手練の方もいるでしょうが、あいにく私はそこまでのセンスというかこだわりがないので、グッズの量や大きさを見て、それと何となく合う缶をマッチングさせています。
ちなみにピーナッツの推しキャラは、ペパーミントパティとマーシー。
今回は詳しい説明は避けますが、この二人、知名度はさほど高くないものの、何ともオタク心を刺激してくる最高のキャラクターなんです。
ペパーミントパティとマーシーにハマったきっかけは下記noteにまとめていますので、興味があればぜひ。
そして、ディズニーグッズについては、一部はこちらの缶↓に入れています。
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こちらは、「アトリエうかい」というお店の缶ですね。
複雑な模様を赤と青のシンプルな色使いによって魅せるデザインで、とてもお気に入りです。
正直中身を食べたときの記憶はありませんが、こうして缶だけでも残っていると、そのお店に親近感が持てたり、またここのクッキーやチョコを食べたいなという気分になったりします。
缶は紙箱よりもコストがかかるでしょうが、そういう意味ではお店側にとっても「知名度とブランド力を上げられる」というメリットがありそうに思うのですが、ホントの所どうなのでしょうか。
まぁいずれにせよ、人からもらう缶入りお菓子がとても嬉しくて、時間が経っても特別なものとして手元に残るということは間違いありません。
▼芸術性◎の缶たち
お次は、見た目の「美しさ」に一目惚れして私が自分で購入した缶たちです。
まず一つ目はこちら。
バレンタインの時期にメリーチョコレートから発売された、「アズラクジャミール」というチョコレート缶です。
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「アズラクジャミール」とは、“美しい青”という意味だそうです。異国情緒あふれるアラビアンな雰囲気が好みにぶっ刺さり、完全に一目惚れでした。
このシリーズは毎年大人気で、即完売なのも頷けます…。
ただこの缶はかなり浅めなので、厚みのあるものは入れられません。
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私は、美術展で買ったメモやアクリルスタンドなどを入れて使っています。
ただそもそも「絵柄が好き」という理由で買っているので、収納力なんて二の次。大満足なお気に入り缶です。
そしてこちらの缶↓も、サイズはやや大きいものの同じく浅め。
絵柄が可愛くてまんまと購入してしまいました。
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こちらは超有名なイラストレーター、ヒグチユウコさんとディズニー映画『不思議の国のアリス』のコラボ缶です。
ディズニーストアで発売され、たしか争奪戦だったような覚えがあります。
カラーは鮮やかな深緑で、そこに描かれたアリスと、葉っぱまで細かく描き込まれた木。
ディズニー映画のメルヘンな雰囲気とは少し違う、ブキミな可愛さが反則級にどツボです。
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そして中には、ヒグチユウコさんのグッズショップで購入したマスコットフィギュアと、漫画『DEATHNOTE』のアクスタ、そして『暴れん坊将軍』の色紙などが入っています(??)。
私がいかにアバウトな収納をしているかが一目瞭然ですが、とにかく厚みのないものを入れようとした結果こうなりました。
でも、これでいいんです。「好き」と「好き」を掛け合わせたら、誰だってカオスになるもの。
タイトルに書いた通り、缶は自分だけの小宇宙。
他の誰にも分からない、カオスで意味不明でキラキラした場所。
合理性とか整理整頓なんて必要ない。見るたびに胸がときめけば、それが至高。(と私は思います)
そしてお次は、格別に美しい缶です。
綺麗すぎるあまり中に何も入れることができず、そのまま大事に保管しています。
それがこちら。↓
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絵のタイトルは『夜のポツダム広場』。作者はレッサー・ユリィという画家です。
この絵を初めて美術館で見たとき、あまりの美しさに言葉を失いました。
雨で濡れた水面に映る、街の光、光。
しっとりと湿った空気の中で、雨音と人々の声が聴こえてきそうです。
この一目惚れした絵画作品が、なんと「ゴンチャロフ」からチョコレート缶になって発売されたのです。これはもう買うしかありません。
中に小さなクッションでも敷いて婚約指輪を入れれば、プロポーズに使えそうなほどの美しさです。
▼悶絶級にかわいいキャラクター缶
続いて紹介するのは、キャラクターが描かれた缶たち。
馴染みのお菓子でもそうでなくても、好きなキャラクターと目が合ってしまえば買う以外にない。
そんな引力を持った恐るべき缶たちです。
一つ目はこちら。↓
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サンリオのキャラクター、ハンギョドンが描かれた大きめの缶です。
知っている方も多いかと思いますが、日本一美味な(私調べ)ラスクのお店、「ガトーフェスタハラダ」で購入しました。
中身はプレーンのラスクで文句なくおいしいし、特別仕様の缶もゲットできるなんて幸せでしかありません。
ハンギョドン以外にもたくさんのサンリオキャラの絵柄があり、ギリギリまで悩みましたが、選ばれたのはハンギョドンでした。
ビビッドな水色がきれいで、ハンギョドンもさり気ない感じでデザインされているのがとても好きです。
そして中には、『ONEPIECE』のグッズを入れています。
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この缶、かなり深さもあるのでマスコットフィギュアやらアクスタやら色々と入るのですが、それでも最近キツキツになってきました。
『ONEPIECE』は大好きな作品のためこれからもグッズが増えていきそうで、やはりポチャッコの絵柄のものも買っておけばよかったと今更ながら後悔しています…。
続いて、こちら↓の絵柄はクッキーモンスター。
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セサミストリートのグッズショップで購入したもので、サイズも縦横比も非常にちょうどいい缶です。
セサミストリートのキャラクターではクッキーモンスターが一番好きなので、こんな可愛い缶で登場してくれて嬉しさ極まれりです。
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中に入れているのは、『ハリー・ポッター』のグッズです。
ステッカー、チャーム、アクキー…世界的に大人気の作品なのでご存知の人は多いでしょうが、映画を観るとやはり関連グッズが欲しくなるのがオタクの性。
可愛い缶の中にコレクションすれば尚更、コツコツグッズを集めるモチベーションが高まります。
そして、キャラクターものの中では最後になります。ムーミンバレーパークで購入した、ムーミンの缶です。↓
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独特なポージングがとっても可愛い。
ムーミンバレーパークには山ほどグッズが売られており、お菓子系もたくさん種類があったのですが、私はこの缶のおかげで即決でした。
中身はナッツをキャラメリゼしたようなお菓子で、とても食べやすかったです。
缶が目当てで買うときは、お菓子がおいしいとなぜか得したような気分になりますよね。(缶とお菓子を合わせた値段で購入してるのに…)
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中身は、ムーミンのグッズ。
初めて外側と中身が一致しましたね!
ムーミンのキャラではスナフキンが大好きで、その生き方やセリフに何度も感銘を受けました。
自由人だけど友達思いで、頭がよくて頼りになる…そんな人になりたいという意味でも憧れのキャラクターです。
缶の形が少々いびつではあるのですが、それもまた味があってイイ。
蓋を開けるとムーミンが中身を覗き込んでいるように見えるのもとても可愛いです。
▼どこか懐かしい、ポップなレトロ缶たち
最後は、近頃流行り?のレトロ缶です。
それにしても何なんでしょうね、数年前からの空前のレトロブームは。
流行りは循環すると言いますが、純喫茶とかクリームソーダとか、確かにレトロな場所、アイテムは魅力的です。
見ていると少し寂しくなるような、過ぎ去った時代を懐かしむような気持ちになるんでしょうか。
まぁそれはさておき、レトロなデザインの缶には胸が躍るのがたくさんあります。
まずはこちら。↓
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レトロブームの代表格、クリームソーダの絵柄です。
The・缶という感じの形で使い勝手がいいですし、クリーム色と赤の背景にもキュンとします。ちなみにメリーチョコレートなので、中身のチョコもとてもおいしかったです。
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中には、伊藤潤二グッズを入れています。
缶の話と並行して色んな漫画作品をあげてしまっていますが、伊藤潤二さんの漫画も大好きなんですよね…!!
キャラクターでは、特に双一くんと四つ辻の美少年が好きです。(ご存知ない方はスルーしてください)
チマチマ集めたグッズを収納していたら、いつの間にかパンパン。
でもその分、開けたときの幸せもたくさん。
レトロポップなクリームソーダ缶の中にホラー漫画の巨匠・伊藤潤二のグッズを収納しているというのは中々のカオスですが、これでいいのです。
お弁当箱に好きなおかずをギュッギュッと詰め込むように、「幸せを詰めること」が、私の缶コレクションのポリシーです。
そして最後にご紹介するのは、こちら↓
「コバトパン工場」というお店のクッキー缶です。
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なんという、可愛いデザイン…
この缶を目当てに、あるとき朝から遠出してお店に並んだのですが、見るとすでに大行列。
あまりの人気に唖然としながら、なんとか手に入れた覚えがあります。
お店の外観もとても素敵なので、機会があればぜひ行ってみてくださいね。
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中身はスヌーピーのフィギュアです。缶に大きさと厚みがしっかりあるので助かります。
表、裏、横、どこから見てもすべてが可愛い缶なので、とても重宝しています。
さてさて、ここまでこんな缶オタクの話に付き合っていただき、ありがとうございました。
缶が好きな人も、お菓子を食べるのが好きな人も、それぞれの仕方でお菓子缶を楽しめば、それに勝ることはないのかなと思います。
紹介しきれなかった缶もたくさんあるので、もしタイミングがあればまたどこかでお見せしますね。
(これからもどんどん、缶コレクションが増えていく気がしています…)
それでは、また次回。🍀
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