初めての転職 / 2度目の休職
2022年12月 退社 。当時、32歳
約8年勤めた会社を辞め、初めて転職をした。
前回の話で、復職以降はまるで順風満帆だったかのような書き方になったが、現実はそうでもなかった。
まあ、当たり前か。
ただ、決して後ろ向きな転職理由ではなく、もっと年収を上げたい、キャリアアップがしたい。
他の業界でも通用するのか、試したい。
大半はそういうものだった。
今思えば、それは間違いだったのかもしれない。
なぜなら、それから私は1年で3回転職することになるからだ。
…転職失敗談は追々ということで、
まずは1社目について書いていこうと思う。
世間が思う保険営業は、どんなイメージだろう。
私がよく言われたのは、
「大変でしょ?よく続けてるよね」
とか、
「いっぱいもらってるんでしょ?」
といったのものだろうか。
文字で起こすと、嫌味に聞こえるかもしれないが、実際はそうでもなく、ほとんどのお客様がなぜか褒めてくれた。
とはいえ、稼げるイメージはあるようだ。
個人的にそうでもなかったけども。
もちろんこれは個人の能力や、会社にもよるし、
同じ会社でも部署などによって給与体系が違う為、一概には言えない。
あくまでも私の場合。
月給は18万円スタート、
これを上げるのは実際かなり難しく、1年目こそ保証はあったが、2年目からはただでさえ低い月給が下がる可能性もあった。
実際、下がったこともある。
じゃあ、どこで稼ぐかというとボーナスだ。
月々の売上によって、ボーナス金額が決まる。
悪い時は、春夏合わせても50万円いかなかったり、良い時は、200万近く。
そのため、年によって年収が100万以上ひらくこともざらにあった。
だいたい、300万円〜400万円くらい。
昔から何をするのにも人より時間がかかり、
人見知り、コミュ症、不器用な私にとって、
営業活動は地獄そのものだった。
断られるのが、嫌われるのが怖くて、ぐいぐい営業できなかったのだ。
そんな私でも、なんだかんだで入社3年目の頃から徐々に成果が出始めた。
細かいところを書き出すときりがないので、省略。
私が頑張れたのは、上司や先輩、お客様のおかげ。
1人だったらとっくの昔に投げ出してた。
何なら、投げ出しかけたこともたくさんあったけど、いつもみんなが引き戻してくれたから続けられた。
精神状態、成績ともに波はあれど、月日は流れ、
コロナ禍に突入。
数字が上げづらくなり、給与が下がっていった。
これは私だけでなく、全体的に言えるものだった。
救済措置的なものが一度はあったが、なかなかに辛いものだった。
モチベーションも下がり、ふさぎ込むようになり、落ちていく一方。
一度、落ちると早い。
キープするのがいちばん難しい。
このままではだめだと思い、もう一度足掻き始める。
その頃から、真剣に転職を考えるようになった。
2022年9月 初めての転職活動開始。
学歴も能力もない私を必要としてくれる会社は他にあるのだろうか、専門卒で就活自体したことがなかった私は不安しかなかった。
2022年10月 内定。
その頃の年収は、300万円を下回っていたが、オファー年収は450万円。
転職難易度が高く、当時お世話になっていたエージェントさんからもだめもとで受けましょうと言われていた企業だった。
泣くほど嬉しかった。
内容は人材の両面営業、
いわゆる転職エージェントだ。
大勢は苦手だけど、1対1で話すのは好きだったのともう一度、営業職でキャリアを積んでいきたい、
そう強く思い即決した。
2023年1月 入社。
入社1ヶ月半を過ぎた頃、人生2度目の休職。
あんなに意気込んでいたのに、自分ってこんなに弱かったっけ…もうどうでもいい。
うまくいかないものですね。
すべて、自分のせいなんですが。
ちょっと疲れてきたので、いったんここまで。
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