つながりゆくパターンに美を感じ取るベイトソンは、第Ⅰ章で、文法教育のあり方に言及しています。つながりを大事にする文法教育です。
第Ⅱ章から第Ⅵ章までは、第Ⅶ章で説かれる「フォームとプロセスとを行き来する弁証法的ジグザグ梯子」と同じように展開しています。その展開に、ストカスティック・システムと呼べる特徴があるとのこと。
ランダムな要素から選択しなければ、新しいものは生まれないとか。
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ストカスティックも、次の図の右側のように五段階で読み取りたい。
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そして、最終章は、娘さんとの対話形式で書かれており、ベイトソンが想定するつながりゆくパターンの特徴を、娘さんに言わせています。
たぶん、その多次元的球体は、ドーナツ状のトーラス構造です。
以上、言語学的制約から自由になるために。つづく。