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1回のトレーニングで行う流れについて

本日はクオリアで行なっている1回のパーソナルトレーニングで行う流れについてご紹介していきます。

クオリアでは身体測定の結果に基づいて一人ひとりに会ったトレーニングプランを作成しパーソナルトレーニングを行います。​1回のトレーニングセッションでは上の図のように①緩める→②整える→③鍛えるという流れで進めていきます。

評価結果に基づいて作成した実際のトレーニングメニュー(写真)

PHASE 01 | 緩める(Mobility)

クオリアでは、まずはじめに姿勢のアンバランスによって硬くなってしまった筋肉を緩めて整えていきます。

私たちは緩めることをMobility(モビリティ)と呼んでいます。Mobilityとは動作性のことで単純に筋肉の柔軟性だけではなく、筋の柔軟性以外にも関節や筋膜の相対的な柔軟性を表す目的で「Mobility=動作性」という表現を使用しています。

身体のインバランス(不均等な状態)を整えていくことで身体が適切な状態(=良い姿勢)を作ります。フォームローラー(筒状のポールのような道具)やストレッチを行い、Mobilityを改善することで身体の動きにくさや日常生活の疲れやすさなどを取り除いていきます。

PHASE 02 | 整える(Stability)

最適な動作性(Mobility)が獲得できた次のフェーズ(段階)は、鍛える前に整えることが大切です。クオリアでは整える段階をStabiliy(スタビリティ)と呼んでいます。Stabilityは直訳すると「安定性」という意味になります。

安定性というと「身体を固める」というイメージがあり、一般的にな体幹トレーニング(=コアトレーニング)などを思い浮かべるかと思いますが、クオリアでは安定性の定義が異なります。クオリアで行う安定性とは動きが適切なタイミングで適切な筋の出力が発揮されている状態のことを指します。つまり、与えられた動きの中でどれだけコントロール出来る力があるかどうかのことを私たちはStability(安定性)と言います

安定性を向上させることで正しく、効率よく鍛えることが出来るとクオリアでは考えています。

PHASE 03 | 鍛える(Strength / Power )

最後のフェーズ(段階)は鍛える(Strength / Power )です。緩めて、整えられたのであれば、整って終わりではなく、鍛えることが重要です。

筋力トレーニングでは、重力に耐えられるだけの姿勢の獲得を目的としています。良い姿勢を維持している時には良い姿勢を維持するための筋肉が常に活動しています。筋力トレーニングにより正しい姿勢が作られ、全身の筋肉が活性化し代謝が上がりやすくなります。

代謝が上がることで太りにくく、痩せやすいカラダが手に入りやすくなります。また良い姿勢が獲得することで肩こりや腰痛の改善にも繋がります。その結果、より良い状態を維持し続けることができます。

クオリアでは毎回のトレーニングを電子カルテとしてシステム管理を行なっています。日々のエクササイズの進捗や達成度合を記録し、理想の身体を導きます。

日々のトレーニング履歴は電子化され、毎回データを管理しています。エクササイズメニューのみだけではなく、苦手なエクササイズや正しいフォームが身についていないエクササイズに関してはトレーナーのコメントを入力し、どのトレーナーが担当してもお客様の身体の状況が分かるように情報共有されています。

私たちが提供しているトレーニング指導は、動きの改善や正しい姿勢の獲得であり、単に身体を追い込むことやその時の流行りのエクササイズなどの処方することではありません。

ひとつ一つのエクササイズを確認しながらお客様の身体の問題点を解決し、その結果、お客様の動きの改善に合わせて目的や目標の達成、より良い状態を維持に繋がると考えています。

まとめ

・クオリアでは①緩める→②整える→③鍛えるの順番で1回のトレーニングが進んでいきます。
・緩める(Mobility)は単純に筋肉の柔軟性だけではなく動き自体の質を高めて身体のインバランス(不均等)を取り除くことを目的としている。
・整える(Stability)は「固める」ではなく「動きを適切にコントロールする力」のこと。
・緩めて(Mobility)、整える(Stability)ことが出来れば、その整った状態で鍛える(Strength / Power )ことが重要。
・エクササイズメニューの達成度合いをチェックし、正しいエクササイズを行うことでお客様の動きの改善に合わせて目的や目標の達成、より良い状態を導いている。

東京都渋谷区富ヶ谷・代々木公園・代々木上原にあるコンディショニングジム|qualia(クオリア)富ヶ谷公式note。健康や運動の情報などを発信していきます。