「via」ってどう訳した?
今回は「via」の話です。ちょっとマニアックですね。
前回はAboutについて書きました。
いざ訳そうとして,「via」に出会うと一瞬考えてしまいます。
普通は,「Share this content via Twitter」とか,「This episode is available via App Store」とか(例がてきとうですみません,普通はonを使うのが自然な気がするのですが,あまり思いつかなくて…),そんな使い方だとおもいます。〜を経由して,とか,そういうイメージですよね。
私がこの語をアプリで見たとき,もとのテキストは「Share via」でした。もちろん後ろにURLやサービス名などが入ると思うのですが,ここで大きな問題になるのが,ただテキストをjoinして使われていることです。
どういうことかというと,例えば
Share via ${url}
のように変数展開位置が指定できるようになっていたなら,
${url}から共有
とか,やりようがあるわけです。しかし英語基準に考えられて,語順を変えられないとなると,訳語の方を工夫する必要があります。
私は結局,なるべく避けたかったのですが,「共有元: 」と訳することで対応しました。
語順が変えられないとき,「:」を使うのは大変便利です。が,用法・用量を守って使う必要があります。
おわり
サポートして頂けたらお礼にウルトラハイパーデラックスミラクルキラッキラな笑顔で感謝します