ブランディングと商売|変わりたければ、新しいところに行け
変わりたいなら、まずは行動を変えよう。ルーティーンを壊し、新しい場所に足を運ぶことで、人生が大きく変わる方法を伝授します。
Voicy No.0338 7月19日放送
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(倍速なら5分で聴けます)。
ルーティーンをぶっ壊せ
昨日も新しい企業様のご相談が2件あって、2つともまあまあ大きめの会社でした。その後はコテツゼミの勉強会から、さらにビジネスを発展させたい人が参加しているグルコンの質問に答えています。
つまり、変わりたい、成長したいという人と企業と、いつも会っているのね。意欲と向上心があって前向きな野心のある人、欲のある人と接するという、いい仕事なのです。
今の状況よりももうちょっと良くしていきたいというか、体力や意欲が下がってくる局面に入っていると、今か、それ以上の状態を維持しようと思ったら、チャレンジするしかないわけ。
変わりたいとか伸びていきたいのに、それを縛り付けているものは本人の今までの生き方の中での思い込みと、もう1個がルーティーンです。同じことをしてしまう人の習性というものが、成長と変わっていくことを阻むのです。
でも俺たちは動物だったし、原始時代に戻ればルーティーンも大事でしょう?
いつもと違うところ歩いていたら、
ライオンが出てくるかもしれない。
毒クモに刺されるかもしれない。
1回行って安全だったところにもう1回行くように、行動範囲も安全なところでやりたいわけ。
根強いメンタルブロックが変化を阻害する
変わることに関してアドバイスをしながら経営を何十年かやってくる中で、経営とか商売とか、いろいろチャレンジをしている人を見て「変わっていく人」と「変わっていかない人」の差は何かに着目してきました。
人が変わるのは、知識とか手法の問題じゃないんだよね。
それ以前に、自分が今まで生きてきた中で影響されている暗黙の「これはこういうものですよね」というメンタルブロックがめちゃくちゃ根強くて、そこが変わると脱皮できるのです。
もう1個がルーティーンです。
同じところをぐるぐる回ってしまう行動をとるのが、大きな差だったわけ。
新しいところへ行こう
今の時代ではあまり名前は聞かないけれど、大前研一さんは20年~30年前、日本を大きく変えていったビジネス界のグルみたいな人がいました。元マッキンゼーの日本支社長だった人です。
彼は、こう言いました。
「人生を変えるなら3つだ。1つはお金の使い方を変える。2つ目は付き合う人を変える。3つ目が住むところを変える」。
なるほどなあと思ったけれど、3つも変えにくいでしょう?
突き詰めると「顔出すところ変える」ということです。場所を変えることって、めちゃ大事だと思う。
「住むところを変える。顔を出すところを変える」の2つともやれば大きく変わりますが、要するに「新しいところに行け」ということです。
これって言葉にしたら簡単だけど、人って自分の好みで動いている限りは、新しいところに顔出すことはほとんどありません。
こういうときに頼りになるのは「人の誘い」です。
誘ってもらって何々をやってみた、みたいなケースです。
人の性質とか属性はその場所に結びついていて、その場所にはそういう人がいるってことがあります。だから場所によって性質が違う人と会えるんだよね。
そういうと「世界を回れってことですか?」となりますが、「世界を回ったら人生が変わる」というのも信じていません。
何を言っているんだ。コテツは矛盾していると思うかもしれないけれど、別に世界中を旅したからって人の幅なんて広がりません。
それで幅が広がるのであれば、旅行会社の添乗員が、いちばん人間性の幅が広がってしまいます。だからそれはあまり意味がなくて、「顔出すところを変えてみる」ということです。
こんな会話がなされてるんだ、こんな変え方をしてるんだと、寄り道、顔出しをして新しいところをのぞいてみることです。
男性は変化を嫌い、女性は新しいものを試す
「今の時代、ジェンダーを例にして決めつけるんですか。コテツさんは意外と進歩的じゃないですね」と言われるのはすごく嫌だけど、男性が年を重ねていくと、新しいところに顔を出したり、新しいものを試したりが減ってきます。
「ママ友に誘われて、新しいカフェに行ってみて新しい何かを食べてみる」のは、女性のほうがやっているのです。
消費者向けビジネスの大元で企画を展開するとき、男性は本当に下手くそだし保守的です。着るものも行くところも髪型も食べるものも、ほとんど変わりません。
もちろん商売をやるという観点では幅が広がったり、新しいものの感覚を持った方がいいよという意味だから、男の人の生き方に関してとやかく言うつもりはありません。
同じものを食べて同じところに行って、同じものを着て、同じものを見て、同じ髪型で、10代から90代までいってもなんら問題はない。そういう男性も全然いらっしゃると思います。
けれども、変わりたいと思った場合、顔出すところは変えないといけないよね。
コンフォートゾーンを抜けていけ
最初って違和感は絶対あります。
何事もそうなんだけど、違和感があったときに「全部違うかな」と否定したら、結局コンフォートゾーンという自分が安心できる領域に戻ってしまいます。
新しい人との交流とか、お呼び立てされて、お誘いされて顔を出してみると、最初は違和感があって当然。今までと違うからこそ、新しいものが入ってくるのです。
でも日本人はすごく内向きです。同じ村、同じ業界、同じエリアで固まって、その中のヒエラルキーとか関係性で何とかしようと思うけれど、成長しようと思ったら、それでは全然前に進まない。
ルーティーンをぶっ壊すのが非常に大事だというのと、行くところと顔出すところを変えると付き合う人が変わるし、付き合う人が変わると考え方が変わって、お金の使い方も変わっていきます。
変わりたければ、とにかく新しいところに行ってくださいというお話でした。
以上、久々野智小哲津でした。
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上の文章は
Voicy放送をさかのぼり文章化したものです。
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