ダイレクトに売るのと、いい販路を探すこと│ブランディングと商売
今までのやり方にこだわらず視点を変えていけば、ビジネスが発展する方法は増えていきます。
Voicy No.329 2023年6月26日放送
本文を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ!
(倍速なら5分で聴けます)
直販以外も試してみて
商売が発展するか
新しいチャンスをつかめるかどうかというとき
最大の障害は
過去に経験してきたビジネスのやり方に
固執してしまうことです。
さらに、
ものすごく影響が大きいと思っているのが
最初にやった仕事とかお金のもらい方が
1つの基準になっていることです。
それ以外の稼ぎ方をハナから知る気がないし
排除しているから
いくつもあるビジネスのバリエーションの中から
選択できないのです。
クライアントと話していると
小さな中小企業とか個人事業主の場合は
とにかくダイレクトにネットで
お客様を取りたがる傾向にあるというか。
それ以外にビジネスのやり方があると
思ってないというか。
「ダイレクトに買っていただければ
中抜きされないからいいですよね」
というのも一理ありますが
今日の話は販路とか売り方の話です。
いくつかある方法をテーブルの上に並べてみると
メリットやデメリットがあって
今の自分の商品サービスは
もしかしたらこれを克服したら
この販路に乗るかもと考えて
売り方を試したほうが本当はいいのです。
それなのに
TwitterとかFacebook、YouTubeを見ていると
ネットとかでダイレクトにお客さんを取れるし
目立つから皆それをやろうとします。
しかし、
他にも優良なお客様がいる販路があることが
結構あります。
急に売れるものがある
今コテツゼミに参加している方は
想像が付くと思いますが
長めにお付き合いさせてもらっている
あるサイトがあります。
そこは優良な顧客を何十万人も抱えています。
ただ、そのサイトには、
そこのコンセプトを好きな
何十万人というお客様がいらっしゃるので
商品かサービスを扱ってもらうには
コンセプトに合っていれば
出だしから何十万人かの顧客に
愛される可能性があるわけです。
コテツゼミに参加したり
グルコンに参加してもらったり
個別のクライアントとして
コンサルとかアドバイスをプロデュースしている中で
そのコンセプトのサイトと
その先にいる優良なお客様に合いそうな会社や商品
サービス、ブランドに関しては
そこの社長と引き合わせて
いろいろ企画しています。
そこのファンのお客様である何十万人かの人たちには
好きな切り口やライフスタイルがあるので
そこにはまるように
できればいいのです。
すると自分で獲得しなくても
何十万人のお客様がいいなと思って
ファンになってくれる可能性が
高まるわけです。
そんなことをしていると
急に売れるようになります。
ブランドオーナー、ビジネスオーナーが
ご自身で頑張っていて
ダイレクトで何かやろうとしても
全然動かなかった商品が、
コンセプトや切り口を工夫してもらうと
そのファンのお客様何十万人が見たおかげで
売れることがあるんです。
中小企業とか個人事業主は
自分でやらなきゃいけないと思い込みすぎです。
いい販路を探して
そこの顧客に気に入っていただけるような
味付けをすればいいわけですから。
別にポリシーを取り下げてまで
合わせる必要はないですが、
自分の考えの範ちゅうで
そこに合わせたサービスとか商品を
提供できるならすごく早いのです。
人通りがない立地なのに繁盛する訳
実際に俺の身の回りにあった話をします。
あるプロジェクトの中でレストランを
つくることになりました。
レストランサロンのシェフ候補の人と話していると
「ここの周りには、お客様が来ないですよね。
人通りが少なくて」という話になります。
でも、そのサロンは
あるプロジェクトが行われるレストランサロンなので
プロジェクトの顧客がレストランを利用するし、
別な方法でお客様をそこに引っ張ってくるやり方が
いくつかありました。
それはある販路と協力し合ったり
あるサービスと提供することでお客様が来るのですが、
そのシェフ候補の人は
ずっと立地がいい飲食店でやってきて
お客様がたくさん流れ込むかという観点でしか
見ていないので
それがぴんときてなかったのです。
自分がやってきた方法と
知っている世界観の外の情報を
どれだけ積極的に取りにいくかで
今後切れるカードの数が変わってきます。
今の自分のやり方が成立しているなら
それでいいけれど
決してそれだけではないと思って
いい販路とかいい売り方とか
販路に合わせた新しいサービス設計を
したほうが幅は広がります。
なぜそんなにSNSとかネット広告だけで
どうにかしたいと思っているのか
俺にはよくわかりません。
自己顕示欲でしょうか。
そういうのがうまくいっていると
わかりやすいからね。
すいていても、つぶれない店
別な回でもお話ししていますが
商店街にあるおすし屋さんで
お客さんが入ってないように見えるところが
つぶれずにやれる理由って、
近所の葬儀所や結婚式場と組んで
大量の仕出しが定期的に出るからです。
お葬式やお通夜に参列させていただくと
大広間に集まって食事を振る舞っていただくことが
ありますよね。
そのときにおすしを近所のすし屋が担っていると
催事で「たる」のすしを
定期で出すようになってきます。
そこで売上のベースを建てていることが
結構あるわけです。
ですから商店街にあるおすし屋さんに
お客さんが並んでいないからといって
儲かっていないと判断するのは早合点。
物事の一面だけを見ています。
ネットで盛り上がっていることに
引っ張られすぎじゃないかと思います。
つぶれずにいられる理由
これはビジネスによって違うので
あくまでもそんなようなことだなと
思ってもらえたらいいです。
例えば販路としてデパートの外商とか
海外に売り込むエージェントとか
特別な顧客を持つサイトとか
会員制の何らかのビジネスをしているところとか
非常に近しいところとの提携とか
コラボがあります。
もちろんご自身がやっているブランドと
自分のポリシーに合うところでいいですが
それを真剣に探した方がいい。
「探しても、ないです」と言われますが
それは「足を使って」やってください。
調べるのはネットだけじゃないですよ
というお話でした。
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上の文章は
Voicy放送をさかのぼり文章化したものです。
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