やりとり（DM/告知編）

さて。写真展個展の話に戻りましょう。

セレクトの方をやっている間にもう一つ。やらなければならないことがありました。正確に言えば、やった方が良いこと。
それはDMの作成であります。もう少し広く言うと、個展の告知。

10月末からですから3か月前までには目途をつけておきたいなと思っていました。さて。過去の経験では自分は名前を出したり、作品のデータを出すだけで、その先がどうなっているのかは全くわかりませんでした。つまり。未経験分野ということになります。未経験なものは、正直できるかどうかわからないとなり、そうすると他人様に依頼するとなって、結果費用が掛かるということになってきます。

まずギャラリー側から言われたのが、300くらい欲しいという意向。その際にDMのデータも欲しいというものでした。こちらからは、所在地の地図情報のメタデータが欲しいとお願いをしました。

さあ、Webで調べます。いくつかヒットしてきて、価格を見ると、ラクスルさんが目立ってお安かった。その代わり、版を自分で作成し入稿しなければなりません。安い理由はそこ。純粋に印刷代だけがかかるという事だったわけです。

さてデザインをどうするか。写真の方は決めていたので、文字フォントとか配置のデザインの参考テンプレートを探しました。なかなか良いのがなかったのですが、所謂お店のセール案内、それが目に留まりました。よしこれだ。結構ハッキリ大きなフォントでタイトルだけで伝えていくようなデザイン。これを『FLY DAY NIGHT　（実際はFLYDAY NIGHT』』というように縦に1単語ずつ3段にして、赤、白、黒ヌキ文字としました。背景には飛行機が離陸する姿が同じ色調で夜空バックに入っています。

こうやって結果でお話するのは簡単ですが、フォントの都合やらで、Adobeのイラストレータを初めてサブスク購入し、初めて操作しました。表面の地図を入れ込むのに鮮明にできず、苦労したりしました。自分は予算もそうですが、関わる事には出来るだけ自分の手を動かして経験しようとする考えが、根っこにあります。

どのくらいの期間であったかは、そう1週間くらいだったかな、いったん版が完成し10部限定のお試しってやつで、入稿し、配送を待ってみることにしました。

結局増刷につぐ増刷でかなり散在してしまいましたが、自分のデザインによる成果なので、とても大事な作品だと今でも思っています。