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夜の飛行機に魅せられて、500mmレンズでのキリトリセカイ。

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夜の飛行機に魅せられて、500mmレンズでのキリトリセカイ。

最近の記事

やりとり(DM/告知編)

さて。写真展個展の話に戻りましょう。 セレクトの方をやっている間にもう一つ。やらなければならないことがありました。正確に言えば、やった方が良いこと。 それはDMの作成であります。もう少し広く言うと、個展の告知。 10月末からですから3か月前までには目途をつけておきたいなと思っていました。さて。過去の経験では自分は名前を出したり、作品のデータを出すだけで、その先がどうなっているのかは全くわかりませんでした。つまり。未経験分野ということになります。未経験なものは、正直できるか

    • 写真に写る人のこと

      飛行機の写真のことで皆さんが読みたいなあと思う事って何だろう。 今日Xをみていたら、コンテストで人が窓に写り込んでいる新幹線のホームでの真横切り取り場面の写真が、グランプリ?を取ったてのが話題になっていた。肖像権の話。自分は作品を見てなんら違和感は感じず、これは意図して撮影したものじゃあなく、主題のおばさん?の後ろ姿のお見送り場面が物語意図で、それ以外は窓に普通に写り込んだ他人と見た。それもこちらをはっきり向いて目鼻立ちというものではない。今の時代。見る人にもなんらかの力と

      • 遠征とか異分野とか

        おはようございます。1月も後半なんですね。イベント的に、高松に鈍行列車で行ってみたり、西新宿界隈を散歩しながら撮影していくという会に参加してみたり。飛行機から少し離れて、ヒントを探したりしています。 週末はプロ写真家の方のライブトークやギャラリーウォークにも参加してみました。一人にならず、誰かに会って、誰かのお話を聞き、質問したり、ほかの作家さんの作風や意図を聞いてみたり。そんな風に刺激を求めて動いている感じでしょうか。 思うのは、そうしたプロの方々のトークなども、何が要点で

        • セレクト

          180枚の作品の中から、ここからダイレクションをしなければならない。 過去にも何度も同じようなことはやってきたけれど、どうも同じような飛行機本位の写真ばかりに偏ってしまった。JAAP日本航空写真家協会(個展開催前の23年に準会員を退会)の写真展には14年度から毎年参画していたので、9作品のセレクトの度に必ず振り返りはあった。しかしだ。個展となればすべて一人の作品で会場の壁を埋め尽くさねばならない。まずはメインビジュアルを決めようとしていた。これは大きな機体の飛翔感いっぱいのも

          プリントに啼く

          さっきまでNHKのアカデミアという番組を見てた。今回は短歌歌人の穂村弘さん。面白いなあと、情景描写に関心していると、"失敗の世界があってこそ宇宙のような凄いパワーをそこに見つけられるのだ”と。そんなことを聞いていて、ふと思い出したのが、今回の記事タイトルだった。でも実は失敗の話ではない。泣いた、啼いたのは正直ホッとしたからである。裏を返せば、ここまで失敗が怖かった。出てきたプリントが想定外の失敗であったなら、この先どう修正しようかと、ずっと怖かったからである。 メインビジュア

          プリントに啼く

          個展の準備

          さて。ひたすらに作品を集めて並べてみました。(あ、飛行機の夜作品だけの個展でございます)ざっと180枚くらいあります。同時に見積もりの方にも入っていき、どんどん現実的な世界に入っていくことになります。30枚くらいと思っていた夢はもろくも崩れ去り、20枚かなというところに。今回の個展では、絶対に夢の全倍(900*600mm)に挑戦したいと思っていました。そうそう、そうしながらも仕掛けという言葉がよぎってきます。以前に"qchanの写真は玄人ウケする写真だよね"とクラブハウスだっ

          個展の準備

          個展をやりました

          もう2か月半になるのだ。10月末からの1WEEKの写真展。あ、私は飛行機写真を専門にそれも夜に撮っている写真屋でございます。ずっとnoteにまとめようとしてきたけど、どうも燃えつきが怖くて、避けてしまった。 来場者は700-1000人位になった。随分幅があるけど、まあね。 もう始めたころの記憶が薄らいできているけど、きっかけは前の小さな個展から10年ということと、今やらないとなあという切迫感が合わさったような形だった。実際のところ1年前から申し込みをして、キャンセル期限の半年

          個展をやりました

          Z9のAFのこと

          V4.0.0にバージョンが上がった。私的にはレスポンスが速くなったと感じているが、巷ではZ9/8のAFは他社に及ばないのだそうだ。言われて見れば私の500mmは2世代目のものであるし、本来のAFの性能は把握できないのかもしれない。その辺りも写真展で新型のレンズでの作品を展示すれば、変化があるかないか、それにAFが来ているかいないかは明確になるだろう。それでも今度は、飛行機は簡単、旅客機は通る場所が決まっている、という向きもある。それはそれだろう。AFの検証のための写真展ではな

          Z9のAFのこと

          人生600mm

          レンズを借りてきた。 でっかいやつ。600mmf4レンズである。いま良品を中古で買うと80万位するらしい。しかし良品てのは何が基準なのだろう。外観が汚れていると良品なのか。美品は凄い狭い範囲ぽいけど、良品の良しはどことなく広い範囲な気がする。まあいい。なんで600mmかというと、500mmを持っているからだ。そして最新のラインアップには500mmってのがどのメーカにも存在しないのである。いやキヤノンには一応あるのか。でも同じ設計のはず。 というわけで1週間のうち5日も撮影して

          人生600mm

          写真展の事

          Twitterにつぶやいていることをnoteにしていこうと思った。 そうするとネタがいる。 そこで写真展である。10年ぶりに写真展をやることにした。 最後の最後まで悩んでいたら、よしやろうと決めた日が、キャンセル不可の翌日だった。笑 というわけで写真展をやらねばならなくなった。 見積したら、おいおいどうするという金額になった。まあ想定はしていたが、その予算を超えた。スポンサーなどいない、個展であるから、出費は自身で賄うことになる。 さて。ほかに準備はと言えば。DMを作らねば。

          写真展の事

          満月と北極星

          今日は家の東向きの大きな窓がヒューヒューと音を立てるほど強い風が  吹いている。 週末の成田は静かな満月の日だった。夕方から冷え込んできて、いつも  この時期に履いているマムートのパンツでなく、普段着のデニムで来て  しまった自分を悔いた。 私は飛行機写真を撮っている。それも夜の飛行機の姿を追いかけ続けて、 かれこれ10年が過ぎようとしている。10年。毎月5枚撮ったとしても年に  60枚。10年貯めれば605枚。いや600枚だ。全部が真っ暗な夜の写真という わけではないけ

          満月と北極星