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衝撃的かつ挑戦的なパン

こんばんは。

今日は驚くほど堅い「パン」を紹介します。

その名は「くろがね堅パン」。

パンといっても見た目はビスケットやクラッカーのようにも見えますね。分類上は焼き菓子になるようです。

これを皿の上におくと、置いたときに奏でる音があたかも金属音のようで

とにかく「堅いもの」であることが容易にわかります。

堅パン断面

実際に食べてみます。

とにかく歯が全く立ちません…。

前歯でカリカリと端から削り取っていくようにすれば少しずつ食べることが出来ました。

味は素朴ですが美味しく、幼児からお年寄りまで好まれると思います。

それにしてもとにかく堅い!

是非、歯の力に自信がある方は挑んでみて下さい。

子供は牛乳に浸して柔らかくして食べていました。

コーヒーや紅茶に浸してもよいそうです。

堅パン

健康はアゴから

という表記がかなり挑戦的です。

このパンですが、商品パッケージには以下のように記載されています。`

大正末期に官営八幡製鐵所が従業員の栄養補給を目的に厳選した原料と独自の製法により開発したものです。

ということで北九州の由緒ある銘菓なのです。

製造者である「スピナ」という会社は、現在は西鉄(西日本鉄道)グループですが、元は八幡製鉄所中心に発足した日本製鐵というので歴史が感じられます。

世界的にもこの堅パンには歴史があるようで、英語ではhard breadといい、軍隊の携行食として重宝されたようです。

南北戦争時にはiron plate(鉄板)とも呼ばれていたことからも、いかに堅いかということを示していますね。

原材料は

小麦粉(国内製造)、砂糖、加糖れん乳/膨張剤

と、シンプルでたしかにこだわっています。

災害に備えての非常食・保存食に

とお薦めされていますが、いわゆる保存食の代名詞「カンパン」とは似て非なるものです。

なにより堅さが違う。

そして味が違います。カンパンも美味しいですが、堅パン美味しいんです。

堅いけど…。

1枚(28g)当たりのカロリーは111 kcalです。

これ1枚を食べるのには、結構なアゴの運動量(=咀嚼運動)が必要になり、要する時間も長く必要になります。

なのでつい間食したくなったり、口寂しさを感じているとき、この堅パンと対峙してみると、咀嚼することによって満腹感が得られるのでカロリーを気にする方にもオススメだと思います。

ですので罪悪感も少なくてすみます。

仕事中に齧りながらというのにも最適です。

九州地方では地元のスーパー等で販売されているでしょうが、その他の地域でも成城石井にて販売されています。

またAmazonなど通販でも入手できるようです。

珍しいですし、話のタネにもなるので、贈り物にも面白いかもしれません。

まだ食べたことがないという方は是非お試しください。


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pirokichi
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