教科書へ掲載される名曲【pirokichi News】
9月に入り急に涼しい気候になりました。
『若者のすべて』
9/1に聴いていたラジオの時間帯の間だけでも『若者のすべて(フジ・ファブリック)』が3回も流れました。
夏が過ぎた季節にピッタリな楽曲であるという認識が広くなされているんですね。
流れた3回の曲紹介では触れられることはなかったのですが、つい先日この『若者のすべて』が高校音楽の教科書へと掲載されるとのニュースも届きました。
『さよなら夏の日』
さらに連日ラジオで高頻度で流れているのは、
山下達郎さんの『さよなら夏の日』です。
クラシックも当時は新曲
NHKのラジオ番組『らじるラボ』にも登場している指揮者でクラシカルDJの水野蒼生さんは、
「ベートーヴェンは世界初のロックスターである」との発言もしており、クラシック音楽も今でこそ「古い」、「伝統」、「難解な」というタグが付き纏いますが、発表当時は当たり前ですが「新曲」であったのです。
古典落語の初演
それでいけば、落語の古典である『芝浜』、『明烏』『子ほめ』なども全て、かつては『新作落語』であったわけです。
『粗忽長屋』などは、初演で初めて聴いた方々は爆笑しながらも大変不思議な感覚を感じていたと思います。
可能ならば、その寄席の雰囲気や終演後のお客さんのコメントを聞いてみたいものです。
おわりに
名曲として教科書や歴史に残る楽曲も初めは時代の先端であったり、センセーショナルであり、聴衆に衝撃を与えたことでしょう。
かつて新曲であったものも、やがて名曲となったりクラシックとなったり、また新作であったものが古典となったり。
曲自体、噺自体は不変であっても時代の移り変わりが曲や噺の位置付けを変えるということはとても興味深いことですね。
おしまい
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