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47都道府県訪問記~宮城県蔵王町~「御釜」

こんにちは。ぴょんです。

実は、昨年の夏頃、新卒で入社した会社を退職し、地方から東京に戻って、休養していました。およそ3年間勤務した会社、振り返ってみると本当にあっという間。最後は体調を崩して退職する形になってしまい、悔しいばかりです。
その出来事は、また別の記事にまとめます。
今回は、ぴょんの、人生でやってみたいことリスト100にある、『日本47都道府県制覇』に向けて、この休養期間中に訪問できた都道府県を記録したいと思います。

背景

ぴょんは、日本国内47都道府県中、これまでに34都道府県に行ったことがあります。日頃の旅行や仕事での訪問や、私自身、一眼カメラが趣味ということもあり、いろんなところへ出かけてきました。社会人になってからは、学生の頃とは変わり運転できるようになったため、アクセスできる土地が増えた気がします。
そんななか、職業上、地域のひとと一体となって商売をしていく、市の歴史や風土に入り込んでいく、という側面があり、もっと日本のいろんなところに行ってみたいという思いがずっとありました。

その一つとして今回訪れたのは、

宮城県蔵王町。

訪問自体は、2022年9月です。

蔵王町は、山形県と県境であり、豊かな山、川、湖がある土地です。
冬は雪目当てに観光客も多いため、スキーで有名かもしれません。
人口は1.1万人、高齢化が進んでいるようです。

もともと、仙台には行く機会があったのですが、今回は山形県側や、東北の内陸側にも興味があり、調べたところ、御釜に行くことにしました。

東京から仙台まで新幹線に乗り、その後レンタカーでドライブをする旅になりました。

それでは、早速、写真とともに振り返っていきます!♡

宮城県蔵王町へドライブスタート

まずは、仙台からひたすら西に西に、運転していきます。
気づくと、いつのまにかいろは坂のような、カーブの続く道に変わっていきます。

いつのまにか標高が上がり、周りの車もまばらになり、少し怖くなってきます。

雲や霧が濃く、ちょっと怖い思いも。

さらにさらに運転していくと、たまに晴れ間に遭遇し、雲と同じ高さまで自分の標高があがってきたことがわかります。

太陽に向かって進んでいく感じがたまらなく気持ちよくなってきます。

あれ、自分雲より上にいるかも!?と思えてくると、とっても気持ちよくて、窓をあけると、空気が張り詰めていて、きれいで、美味しいと感じてきました。

右側の黒いコンパクトカーが運転してきた車。雲海が見える。

登り進めていくと展望台が途中にあり、日本なのに、どこか地球のとっても奥深い場所に感じる景色。人生で初めて雲海を見て、ただひたすらに雲の流れを見入ってしまいました。

都会のビル群や、デジタルに囲まれた生活から、完全に距離をとって、異世界に入っていく。そんな感覚がしました。

ドライブをしながら、不思議な世界は続きます。

「山」というよりも、「岩」になり、「木」「森」というよりも、「高原植物」に変わっていきます。

白い木肌と針のような枝に、一人異世界を感じていました。空気も冷たく、何も聞こえない。
街からはるか遠く、人影も感じない、空に近いようでまだ遠い、神聖な感じがしました。

蔵王エコーラインの通行料金を払い、最後の峠を登っていきます。

お化けが出てきそうな、今にも木が動き出しそうな、厳かな感じ。

雲の上とは。

いよいよ、御釜に到着。
駐車場から、この雲海を見下ろしているだけでも、満足ですが、さて、お目当てのお釜に歩いていきます。

もはや、「すげ〜!」しか、言葉がでない。

いざ、こちらが御釜です!!

御釜。火口湖で、五色沼とも呼ばれる。太陽や雲、風、時間によって、色や表情が変わる。

岩が隆起したような火口のなかに、池のような、湖のようなエメラルドグリーンが光ります。

地層のようなものがわかります。

形の美しさや、標高1,670メートルにある神秘さ、冷たい空気に、鳥肌が立ちました。
火口の近くまで降りてみると、さまざまな植物にも、目が行きます。

可愛いお花。ドライフラワーかと思うようなくすんだ色。
緑も、力強く生命力がありそう。
なんとなく持って帰りたい気分。笑

一眼カメラでシャッターを切り、歩いては不思議な植物を見つけ、シャッターを切る。

沼の上には、観測台のような小さな家があります。

これは、眼科で、乱視の検査をするときの家に似てる?笑

小さくて可愛らしい植物をずーっと眺めていたり、美味しい空気をたくさん吸い、深呼吸しました。

てくてくてくてく歩いて、日本だと思えない、不思議な世界観に没入していきます。

有名でなくても、こうした自然や歴史が積み重なって今もなお変化し続けている、壮大な場所があることに、とても感動しました。

大きな観光都市も、もちろん美味しい食べ物や見ものがありますが、異次元の世界に身を置くことで、自分の本当の気持ちが見えてきたりします。
これまでのいろいろな出来事を思い出しながら、ゆっくりと、深く、時間をかけて深呼吸をして、また新しい職場で頑張っていこうと、気持ちを切り替えることができました。

名残惜しくて、また来ると誓う、

太陽が傾くにつれて、雲海や、周りの色も、優しく温かいものに変わっていきます。

左下のヘアピンカーブを下って帰りました。

帰り道、東京から蔵王まで遠かったなぁ〜と思いながらも、来てよかったと心から思える滞在になったと感じました。

有名どころだけでなく、自分にとってフィットする場所を探し、訪問しつづけたい、もっと、あらゆる土地の隠れた魅力を掘り起こしていきたいなぁと思いました。そして、文化や町のストーリー、自然の産物、歴史、魅力を学び、なにか自分ができることはないか、つながって何かをしていく、そんなことがいつかできるようになったらいいなぁと思いました。

蔵王町のすすめ。

以上、ぴょんの47都道府県訪問記~宮城県蔵王町~でした。

このお休み期間は、東北方面にお出かけできたので、また続きをアップしたいと思います。

それでは!


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