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『ブラックウェルに憧れて~四人の女性医師~』を読んでジェンダー問題をちょっと振り返ってみた。 | 読書日記

今回は、南杏子さんの『ブラックウェルに憧れて~四人の女性医師~』の読書日記です。

読んだきっかけ

石田夏穂さんの筋肉ムキムキなボディビル小説『我が友、スミス』を読んで「女性ならではの世界観や苦悩は新鮮だった」と感じていたところ、ジェンダーがテーマの他の小説として友人より本書を薦められたので早速読んでみました。

『我が友、スミス』の読書日記も、ぜひご覧ください。


ジェンダー問題をちょっと振り返ってみた。

女性医学生の入試不正や女性医師のキャリアに関して、女性ならではの世界観や苦悩が男の自分には新鮮で面白く読めました。

ちょっと自分の仕事でジェンダーを考えてみますと(ここから先は本書の内容に全く関係ないです)、

ぼくは、シンガポールにてITシステム開発・導入の仕事をしています。人数・規模が非常に小さい会社ですが、プロジェクトマネジャー、開発者、バックオフィス全般的に女性だらけ。日本語可能/不可能に関わらず、女性の方が優秀で、給与とパフォーマンスのバランスが良く(給与に見合ったパフォーマンスを発揮してくれる)、長く頑張って働いてくれるというのが経験則です。顧客のユーザー部門・IT部門では男性が多いケースもありますし、役職が付いているのはまだまだ男性の方が多い印象もありますが、あんまりジェンダー格差は感じていません。

またチームマネジメントも担当しており、チームメンバーの面倒を見る立場にありますが、「男女の偏見はなくしたい、個人個人で接したいし評価したい」とは思っているものの「果たして平等に取り組めているのか」と時々思うことはあります(ボコスカに言われて落ち込むかもですが客観的な評価は一度聞いてみたいところです)。

ジェンダー問題をふと立ち止まって考えるためにも、時折ジェンダーをテーマにした小説を読んでいきたいとは思います。

最後に、千原ジュニアさんも体感して話題になっていた生理痛体験の動画(全男性に体感して欲しい!こんなに女性は大変なのか!?ジュニア、初の生理痛体験で超悶絶!! )をパートナーより紹介されて見たんですが、スゴく印象に残っています。生理痛で苦労されている女性に寄り添えるきっかけになる素晴らしい動画だと思いますので、まだ見ていない方は是非ご覧ください。

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