DORAで開発効率を定量的に把握してみよう

高品質に、そして高速にソフトウェアを提供するのにDevOpsは欠かせません。
そんなDevOpsを上手くやれているかを測る指標、DORA (DevOps Research and Assessmen) を紹介します。

DORAとは？

Googleが開発したDevOpsのパフォーマンスを測るための指標群で、次の4つから構成されます。

リードタイムフォーチェンジ

• コード変更がバージョン管理にコミットされてからその変更が本番に正常に展開されるまでの時間

• リードタイムが短いほど納品が速く開発プロセスがアジャイル

デプロイ頻度

• コード変更が本番にデプロイされる頻度

• デプロイ頻度が高いほど頻繁で段階的なリリース

• 高いデプロイ頻度により顧客フィードバックや市場の要求に迅速に対応可能

平均復旧時間 (MTTR)

• 本番でのインシデントまたは障害発生後にサービスを復旧するまでの平均時間

• MTTRが低いほどインシデント解決が迅速で運用の回復力が高い

変更失敗率

• コード変更によりサービス障害やインシデントが発生する割合

• 変更失敗率が低いほどシステムが堅牢でレジリエント

DORAをなぜ使うのか？

DORAを使うとどんないいことがあるのかを4つ挙げます。