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私が備蓄で一生分の塩を買ってしまったワケ。

こんにちは、ぷるるです。

このところ各地が揺れておりますが、防災対策はいかがでしょうか。
私は南海トラフ地震の該当地域に住んでいるため、結構力を入れています。

ただ、食べ物の備蓄にはあまり関心が持てませんでした。
もともとノーストック派なんです。

「無くなったら、買う。それが俺のルール!」

でも今は考えが変わり、約1年分の食糧を備蓄しています。
特に塩は

一生分あると思います。



今日は私がストック派に変わったワケと、我が家の塩事情を聞いてください。


私は「人生なんとかなるぜ! 一族」の出身です。

だから思ったと同時に即行動。
でも計画や準備が苦手で、セキュリティも甘くなりがちです。
そのためストックに興味がなかったんだと思います。

いつも無意味に急いでる人、それが私。


対して夫は「人生セキュリティ! 一族」の出身。

何事も準備・計画、そしてセキュリティを万全にがモットー。まあうっかり失敗が無いったら・・・私とは真逆の存在といえましょう。

特に義母は独立独歩の性格も相まって、そのセキュリティレベルはキングの域。
もちろんストックは大量にしています。

最初はあまりの違いに驚きましたが、生き方は十人十色。
私は相変わらず「なんとかなるぜ! 一族」として、暮らしていました。


ところが2020年、想像もしなかった事態が発生しました。
そう、コロナウィルスに起因するマスク・ロスの嵐です。

日用品の管理・調達は私の担当。よって在庫はもちろん0。
すわ窮地か!と怯えていたところ、救世主が現れました。

義母から『マスク10箱』の提供があったのです!

でも、そんなに譲って大丈夫なの??
私たちは心配になりました。

しかし、さすがのセキュリティ・キング。
さらに10箱の在庫があるというじゃありませんか。

義母のセキュリティには、風格が漂う。

キングの力量に感謝しつつ、私たちはマスクを頂戴しました。

おかげで「なんとかなるさ 一族」の我が両親や、困難な状況にあった知人にも、そのマスクをシェアすることが出来たのです。

この時、初めて備蓄を真剣に考えました。
というのは、「備蓄が誰かのためになる可能性」に気づいたからです。


私はそれまでストックを「自分だけの問題」と捉えていました。
己で結果を引き受ければそれでいいでしょ、と。

でも「備蓄の一部は人のため」と考えたら・・・急に大きな気持ちの広がりを感じたんです。意義を持てたというか。

確かに義母は、習慣としてストックしていたに過ぎません。
でも結果として、あの『強烈マスク圧』から3家族が救われたのでした。

この「結果として」というゆるさも、私は気に入りました。
押し付けがましくない「ついで感」は、肩の力が抜けますし。

ならば私も、「セキュリティ 一族」の考え方を学ぼうじゃないか。

そして防災の一環として、また安全な食べ物が買いづらくなった時のために、『自分達+α』の備蓄をしたいと、思ったのでした。

まあそうは言いつつ、いざ災害に直面したら囲い込むかもしれませんけどね。

「私のだもん!」って言いだすかも。

でも、そうならない自分でありたいとは思っています。


それ以来私はコツコツ情報を集め、備蓄量を算出し、米・味噌・醤油からそろえ始めました。

5年間の保存が可能な『冬眠米』をチョイス。


買ってから1年間寝かせるお味噌。備蓄にも楽しさを。


このお醤油、大好き! 2年の消費期限でゆとり。


おかげで備蓄は順調に進みました。
ただ塩を買った時に、ちょっとした問題が発生したんです。


Amazonで塩を検索中、こんな文字が目に飛び込んできました。

鳴門・・・うず塩・・・・・


橋田壽賀子!!!


グッと引き付けられた瞬間でした。
というのも、私には鳴門のうず潮にまつわる忘れられない話があるのです。

元ネタはデーモン小暮のオールナイトニッポン。

コーナー名は忘れましたが、橋田壽賀子さんがテレビで語った思い出話が紹介されたんです。
内容はだいたいこんな感じ。

学校から鳴門のうず潮を見に行ったのネ。そしたら船内アナウンスで私の名前が呼ばれたのヨ。
「橋田壽賀子さん、橋田壽賀子さん、お母様より電報です。
”スガコ、ヤキブタタベルナ”  ”スガコ、ヤキブタタベルナ” 」
母はお弁当の焼き豚が腐ることを心配したの。母の愛情って深いわネ

ぷるる・記憶の小箱より引用

そういう問題か??

私もデーモン小暮も、気が狂ったように笑いましたよね。
それ以来私の脳には「鳴門・うず潮・橋田壽賀子」がワンセットになったのです。

以来、私はどうしてもこの塩が欲しくなりました。
災害とは辛いもの。少しでも笑えることがあれば心も安らぐはずです。

ただ気になるのは25kgという量・・・ちょっと想像がつきません。
しかし、ある日心がこう叫んだのです。

『考えるのは買ってからさ なんとかなるぜーーーい!』

だよね、なるよね、買っちゃうか! フットワーク軽く即実行。
そして届いたのが、これです。

高さ50cm✖️幅40cm・・・デカくて重い。


ちょうど塩が切れたのですぐ使い始めたんですけど・・・全然、全然、減る未来が見えません。

「これ一生分だよ・・・お互いの親族全員で使っても、一生分あるよ!」

夫はそう言って恨めしそうに私を見ました。全く同感です。
でも良い塩なんですよ・・・海水だけが原料ですし、残留農薬もないのですから。


でもまあ何というか・・・人って変われないものですね。
三つ子の魂百までとは、本当でした。

今後は「なんとかなるぜ!一族」の血に気をつけながら、引き続き備蓄を進めていきたいと思います。


<ご参考>

5年間の保存が可能な冬眠米は、こちらで購入しました。

普通のお米も売っています。
私は生産者さんの顔が見える販売スタイルが良かったです。

無農薬や無化学肥料、有機栽培等へのチェックもしっかりしていました。
また現時点、重イオンビームによる放射線育成種は扱っていません。



















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