脳を鍛える唯一の方法【本要約】
【運動によるストレスへの影響】
なぜ緊張するとドキドキするのか?
人間の脳にはHPA軸と呼ばれるシステムが備わっています。
HPA軸は脳の深部にある
H(視床下部)から始まっています。そして、脳がなんらかの脅威を感じると視床下部をホルモンを放出してP(下垂体)を刺激します。すると下垂体が別のホルモンを放出し血流によって運ばれA(副腎)を刺激します。
それを受けてA(副腎)は(コルチゾール)というストレスホルモンを分泌します。
私たちの脳は、外から何かしらの刺激を受けると(コルチゾール)というストレスホルモンを放出して、増えすぎると脳の扁桃体や海馬に影響を及ぼして、緊張やストレスが発生します。
つまり、ストレスにうまく対処するためには、(コルチゾール)を減らすことがとても重要なわけです。
運動している間は、肉体に負荷がかかると(コルチゾール)の分泌量が増えます。運動は一種の体へのストレスだからです。
しかし、運動が終わればストレスは減り、ランニングなどをしていた前のレベルに下がっていきます。
定期的に(運動)を続けていると、(運動)以外のことが原因のストレスを抱えている時でも(コルチゾール)の分泌量はわずかしか上がらなくなっていきます。
つまり(運動)がストレスに対して過剰に反応しないように躾けているわけです。体を活発に動かしたことで、(ストレス)に対しての抵抗力が高まります。
ストレスに対する抵抗力が高まる方法
ランニングやスイミングなどの(有酸素)運動をする。心拍数が高まる心拍数が高まる運動を週に(2〜3)回、(20)分するとストレスへの抵抗力が高まります。もし、なんらかの理由で心拍数を増やせない場合は、ただの(散歩)でも問題ありません。
【運動による集中力への影響】
習慣的に(ウォーキング)を行うことで前頭葉と頭頂葉が活発化して、脳が大きく変わって集中力、注意力が高まります。
運動することで(脳の構造)自体が変わり、(集中力)が高まることがわかっています。
【運動による記憶力への影響】
持久力系のトレーニングをすると脳の海馬は2%も大きくなり(記憶力)が強化できます。
具体的な持久力のトレーニングは(早足)で歩く、(筋力)トレーニング、(有酸素)運動を習慣づけることで、記憶力など様々な脳にとって良い影響があります。