ジャスト・ライク・ハニー/女性性と男性性の結びつき
The Jesus And Mary Chain - Just Like Honey
★★★
★★★
★★★
音楽との出会いは必然だなあ、って思う。
昔好きだった曲が突然目の前に現れて「懐かしー」とか思いながら聴いてみると「ああ、そゆこと?」となったり、あるいはYouTubeのおすすめにクリックするまでしつこくしつこく上がってくる曲やSpotifyのDaily Mixに混ざってくる曲。聴いてみたらその時の状況にぴったりだったとか。
前回の記事で書いたのは、第2チャクラを癒す必要があると感じてヨガのワークを日々していたこと。その他に感情を感じるワークや書き出しのワークなども行っていた。
先日、突然涙がぶわっとこみ上げた。何が起こったのかわからない。でもその時、私はただ癒されたと感じた。毎朝第2チャクラのヨガワークをやっていたからかもしれないし、感情のワークがうまくいったのかもしれない。
その頃私のエコー&ザ・バニーメン祭りは続いていた。その中にYouTubeのおすすめで上がってきたのがジーザス&メリーチェインの "Just Like Honey"だった。
歌詞のこの部分を見てこれは女性性のことだとすぐにわかった。女性性は下半身のチャクラと関わりが強い。第2チャクラをある程度癒したことで、次は女性性がテーマだよ~♪と神様からメッセージが送られてきたに違いないと思った。
人には女性性と男性性があり、女性性は育てる力、寄り添う、共感するエネルギー。感情や感性、直感の部分。一方、男性性は行動のエネルギー。女性性で育んだアイディアを実現していく力。
いわゆる女らしさ、男らしさとは違い、女性であっても男性性を持っているし、男性であっても等しく女性性を持っている。
ただこれまでの男性性本位の社会において、多くの人は女性性の欲求を無視し続けた結果、自分が本当は何をしたいのかさえわからなくなっている。
女性性の力を生かし切るには男性性の協力が不可欠だ。女性性の声を聞いてそれを行動に移していく力。女性性と男性性のパートナーシップがなければ何も実現しない。
まずはエネルギーが滞っている原因となっている自分の中のゴミ (いらなくなった感情や思い込みなど) を片付ける(といってもこれがなかなか難しいのだが。掃除したと思っても叩けばまた埃が出てくる出てくる 笑)。
「蜂の巣」は私たちの肉体でミツバチは花から花へ飛び蜜を集める。女性性(本質)のエネルギーはそれぞれの花 (チャクラ) を通り、男性性の力を借りながら上昇し行動することで魂が望む「自分らしさ」を表現できる。
その関係は仲睦まじい恋人同士のよう。二人で協力して「わたし」の世界を作り上げる。本来自分の一番大切なソウルメイトは自分自身でなければならない。
と書いたところで氣がついた。そうなの、この曲は女性性の曲かと思いきや女性性をサポートする男性性のことを描いた曲なんだ。それでさっそく女性言葉で書いた訳を男性言葉に書き直した。女性言葉は何となくセクシーで良かったんだけど(笑)
男性性が強いとただむしゃらに頑張ってしまうことが多いけど、本来は女性性がしたいことを実現してあげることが彼(?)の一番の喜び。
そういえばよく女性性は左側で陰のエネルギー、男性性は右側で陽のエネルギーと言うけれど、なるほど私はずっと昔から右側の骨格が歪んでいる感覚が強くて、口内炎や吹き出物、歯が痛くなったり湿疹ができたり、症状が出るのは右側が多かった。
きっともともと強くない男性性をなんとか力を振り絞って生きてきたせいでバランスを崩し、身体のほうが疲弊してしまっていたのだと思う。
ヨガを始めた頃は右の膝や股関節が痛んだ。そして去年の今頃だったか右側の肩周り辺が痛くなってそれが何ヶ月か続いた。ヨガをすることで私の男性性がエネルギーを取り戻し始めたみたいだった。
今は右側の色んなところが整ってきた感覚があって、以前よりはだいぶバランスは良くなってきた氣がしている。
まだまだ女性性の声が聞こえず無理をしてしまう場面もあるけれど、少しづつ日常の小さなことを叶えてあげられることが増えてきた。
これは練習、訓練なんだな。自分の中からの声を感じて聞いてあげて小さなことでも行動することを心掛ける。疲れたら休む、トイレに行きたくなったら我慢しない、食べたいものを作って食べる。興味があることはなるべくやってみる。そんなことで二人の関係はだんだんよくなってくる。
それでも長いこと女性性を無視し続けてきたので、私の中の恋人たちはまだちょっとギクシャクした関係を続けている。
いつか二人がバランスを取り戻してしっかりとした絆を結ぶことができたなら、私は花の蜜を集めるミツバチのように軽やかに飛ぶことができるようになるのかもしれないね。そんな日が来るといいな。
今ね、ずっと曲のサビの部分が脳内でループしてるの。
★★★
エコー&ザ・バニーメンはエコバニと略すのにジーザス&メリーチェインはジザメリと略すのが嫌な私、何故だろう(笑)
ノイジーなギターが持ち味のジーザス&メリーチェイン。当時バイトしていたレンタルレコード屋の店長がデビュー盤の「サイコキャンディー」の輸入盤を仕入れてくれて。たしかフールズメイトのレビューが高評価で、でも暴動が起こる悪名高いギグで有名になったとか、私はこのバンドにかなり興味津々だった。
借りて帰って聴いた第一印象は、メロディーはポップなのにノイズが耳障り、だったと思うw 音が割れていると言ってレコード屋に返品に行った人がいるとかいないとか(笑)
でも慣れというのは不思議なもので、何度も聴いているうちにノイズも耳に馴染んできてカッコイイと感じ始めた。結局けっこう聴き込んでいたね。”Just like honey” はやっぱり一番好きな曲だった。
彼らのアルバムは「サイコキャンディー」しか聴いたことがないって思って忘れてたけど、次のアルバム「ダークランズ」も聴いていたらしい。これもバイト先で買ってくれたのをうっすらと思い出した。
やっぱ音楽ってすごいな、何十年も前にちょっと聴いただけの曲でも覚えているんだから。
彼らは92年に”Honey's Dead”という名のアルバムを出している。タイトルからして ”Just like honey”の伏線の部分なのかなって気がしてる。知らんけど。
あと私は見ていないけど、2003年の映画「ロストイントランスレーション」のエンディングシーンに使われているそう。見出し画像もこの映画から拝借。ビル・マーレイがいい感じ、今度見てみよう。
あ、最後に忘れてはいかんのは、可愛いスペインのパイナップルプリンセス、クリスティーナ・ケサーダちゃんのカヴァー。是非うちの息子たちどちらかの嫁に!って思ってたくらい(笑) 彼女はアグネス・チャンの「ひなげしの花」も歌ってて、それも日本語で。親日家なのか?
★★★
Spotify : 今までnoteで書いてきた曲をプレイリストにしてまとめています。
2年前に書いた記事です。こちらも女性性と男性性の曲。この時は深く理解していた訳じゃないけど、間違ったことは書いてないと思う。
前回の記事
おしまい。
最後までお読みいただきありがとうございます。