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#247 高齢者で注意すべき入浴中の事故
こんにちは
tatsuyaです。
本日は、「高齢者施設で注意すべき入浴中の事故」について整理していきたいと思います。
今年度の介護報酬改定により、入浴介助加算(Ⅰ)の算定要件に、「入浴介助に関する研修等を行うこと」と追加されました。
当施設でも実施しているので、抜粋して簡単に整理しておきたいと思います。
1.高齢者施設で入浴中に起こりやすい事故
①転倒
浴室内は、水滴の影響により滑りやすくなっているため、転倒リスクが高まります。滑り止めマットの設置や手すりの設置が効果的。
②溺水
浴槽内の溺水事故は、意識を失ったり、体力が低下したりすることで起きやすくなります。入浴中は、必ずスタッフが見守りを行うことが大事になる。
③温度による事故
高温の湯や急激な温度変化が原因で、熱中症や低体温症になる可能性があります。立ち眩みや意識低下を生じることもあります。入浴前後の温度変化に注意し、脱衣場と浴室内の温度差やお湯の温度設定、入浴する前のかけ湯などが効果的。
④ヒートショック
急激な温度変化により、血圧の急上昇または急降下することで、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。急激な温度変化に注意が必要。
⑤皮膚のトラブル
長時間の入浴や熱いお湯への入浴により、皮膚のバリア機能が低下し乾燥肌や発疹が悪化する可能性があります。また肌を露出しているため、接触による皮膚剥離等にも注意が必要です。
2.トラブルが生じた際の対応方法
①安全確保
すぐに入浴を中止し、看護師等を呼びます。
ただし、滑って転倒した際は、骨折している可能性もあるため、無理に動かさず状況を確認します。
②状況確認
トラブルの内容を確認します。(外傷、出血、意識、呼吸の有無)
③応急手当
怪我や体調不良がある場合は、応急処置を行います。
④医療機関への連絡
状況に応じて(骨折の可能性がある、意識がない、応答がない等)、医療機関や救急車を呼び、適切な医療処置を求めます。
⑤再発防止策の検討
トラブルの詳細を記録し、管理者や家族に報告します。事故報告書を作成し再発防止に努めます。利用者の安全を確保され次第、事故発生時に対応したスタッフは、他の業務を中断し、記録と事故報告書の作成を優先して行う。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。
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