#234 デイサービスをプロサッカーチームのチーム作りから考える
こんにちは
tatsuyaです。
本日は、「プロサッカーチームから学ぶデイサービスの考え方」について整理していきたいと思います。
今年からJリーグがJ1、J2、J3すべてのカテゴリーで20チームでリーグ戦を戦うこととなりました。
近年のJリーグは、J1だけでなく、J2にも日本代表経験者が多数在籍していたり、J3に将来有望な若い選手が在籍していたりとても魅力的なリーグになってきているように感じます。
そしてリーグ戦だけでなく、試合がない期間もサポーターの一つの楽しみがあります。
毎年12月から1月にかけて移籍期間となっており、移籍のニュースでサポーター達は賑わっているかと思います。
J1のチームは日本代表の選手や有力な選手がいるため、比較的チームは固定されており、あまり移籍する人数は多くなく、前年のウィークポイントを補強することに重きを置くと思います。
一方、J2、J3のチームは資金力もJ1程ないところが多いため、活躍した選手はJ1のクラブに引き抜かれることがあります。そのため、大学生の即戦力やJ1のクラブで試合にでるない有望な選手などがレンタル移籍(単年)で移籍することがあります。
資金力の多くないチームは、完全移籍の選手(複数年契約)とレンタル移籍(単年契約)の選手をうまく組み合わせてシーズンに臨みます。
前置きは長くなりましたが、デイサービスで1年通して働いてみて、構図が似ているなと感じていました。
病院で勤務していれば、年間を通して入院していることは稀であり、大多数は長くて半年(180日)程度でありましたので、時間軸に大きな変化を感じました。
また、病院では患者さんは「仮の生活」であるのに対して、デイサービスの利用者さんは「生活の一部」であることを感じました。
そのため、利用者さんと「一緒に生活をしている」をいう感覚が芽生えてていることを実感していました。
定員15名のチームの中に、1年以上元気に通われる方もいれば、まだまだ元気だったのに体調を崩されたて半年で辞められて方、施設への入所が決まって終了となった方、私にはちょっと合わないかもと違う施設へ変更した方などがいます。
あるクラブチームの監督がおっしゃっていました。
「俺はこのメンバーでサッカーがしたい。だれひとりかけることなく必要なメンバーである。しかし、このメンバーでサッカーができるのは今シーズンだけだ。来シーズンはもしかしたら俺も含めて、誰かは違う場所でサッカーをしなければならない。そのためにも、俺は1試合1試合を大事にしたい。」
デイサービスには高齢の方が多数おられます。
今はとても元気にしておられますが、1年先どうなるかわかりません。
1年以上利用される方(完全移籍)、半年や数ヶ月間利用される方(レンタル移籍)。
今のメンバーでチームを作れるのは今だけであると心にとめ、1日1日を大事にしたいと改めて思いました。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。