愛犬元気
男→男←女の心理戦と支配と不穏な空気を楽しむ小説です。※BL要素もあり ★★★★中学1年生の主人公の無邪気で天然な君野(きみの)は、同じ同級生のサディスティックな少女・桜谷(さくらたに)にとある事故に遭わされ、健忘症(けんぼうしょう)になってしまった。 そのため過去を覚えておらず、桜谷はそれを利用し憧れの彼に恋人と偽り クラスメイトの誰にも相手にされなくなった君野をつきっきりで世話をしている。 さらに、桜谷は君野にキスすると君野から桜谷の存在だけが消える【呪いのキス】が健忘症の影響で発動する。 その【呪いのキス】を使って、君野を亡き弟と重ね、ブラコンと恋にゆれるイケメンで超人の堀田(ほった)と奪い合いする長期連載小説。 この人たち一体どこに向かう気なの? という感じでお楽しみ下さい。
↓このオリジナル小説関連の視覚的作品をまとめました https://note.com/pure_orchid4752/m/me27665677bd5
私の書いてる小説のあらすじです! https://note.com/pure_orchid4752/n/n19028a28019f?sub_rt=share_b
カレーを食べた後、昼休憩に幼児退行で君野くんが行方不明。 ふらふらとまたどこかに行ってしまった。 桜谷と堀田は家庭科室の因縁を残したまま、一回目を合わせるとどちらが先に見つけるかを水面下で競いあっていた。 「君野くん!!」 「君野!!」 数十分の捜索後… 校庭の真ん中で彼が上履きのまま徘徊していたが、堀田と桜谷がまるで砂漠のオアシスを見つけたように我先に近づいた。 「よかった…!外に出てなくて。」 堀田が腕で額の汗を拭う仕草をした。 「あ…」 と、一言つぶやい
Xで小説が文豪コロシアムの広報にいいねされてる!!!!!?
翌日… 呪いのキスは効いていた。 朝、君野くんの家に彼を迎えにいくと、昨日までの私の記憶はすっかり消えていた。 いつもの通りの朝だ。 しかしだんだん朝は冷え込んできて スカートで足が冷えてしまう。 「寒くなってきたわね。」 「そうだね!朝布団から出るの嫌だけど、もこもこの布団やっと使えるのは嬉しいけどね!」 と、君野くんははしゃぐように笑う。 なんて屈託のない笑顔だ。 秋の肌寒くなってきた季節 衣替えが完了し、私は半袖のセーラー服から黒色のセーラー服に。 君野くん
「全部うそだよ。」 「え?」 と、君野はすすり泣きながら答えた。 その冷たい言葉に桜谷は一瞬ビクッとなり手を引っ込めた。 「え…?どういうこと…?」 「へへ。ぴょんぴょん。」 座ったまま と君野が手を兎の耳のように頭にくっつけて体を傾けてみせた。 「また幼児退行になっちゃったの?」 「ふふ。僕、思うんだよね。病院のお医者はあまり信じられない。僕絶対に健忘症じゃなくて幼児退行なんだよ?なのにさ、全く僕の症状に気づけてないんだ。」 「君野くん…?」 幼児退行じゃ
スキ!ありがとうございます😊 明日下弦の月ノ女神32話投稿できたらな。。 明日か明後日投稿。 32話はこれまでの話のどんでん返し的な話なのでお楽しみに⭐︎
「桜谷さん!!」 「!」 桜谷は目の前の光景に驚いた。 次の日、朝、登校中に君野が車が行き交う道路に突然飛び出して反対側の歩道からこっちに目掛けて走ってきたからだ。 -危ない!!- 誰かのそんな悲鳴に近い声が聞こえた。 車のクラクションとキキッという急ブレーキ音がする。 幸い車は停まってくれたが、君野はそのまま桜谷に抱きついた。 彼が人懐っこく、元気な大型犬がはしゃいでいるかのように頬を顔にくっつけてくる。 しかし、桜谷はその危ない行動を戒めるように 彼を体から離し
いつも読んでくれてありがとうございます! カゲツキ31話明日更新します! よろしくです😃
次の日 君野はまた、 目に見えておかしくなっていた。 「いやだぁ!いきたくないい!!!」 と、朝から教室で大声で叫び足を地面に何度も踏みつけて イヤイヤと体操着に着替えるのを拒んでいる。 その光景にはまたかと クラスメイトたちは呆れるが 堀田と桜谷は根気よく朝から君野を慰めていた。 「よしよし。大丈夫大丈夫。お前のペースでいいからな。」 堀田はそう言って君野を強く抱きしめ、 背中をトントンと優しく叩いている。 そうすると、君野も彼の腕の中でおとなしくなり、堀田の胸に
次の小説更新は明日以降です。火曜には30話上がってると思います。 よろしくお願いします🙇