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【小学生】借りた本13冊 1月14日

 小学4年生、小学1年生の子供2人と私が図書館で借りた本を画像で紹介しています。小学生向けの本について知りたい方、ぜひご覧ください。次の1冊探しの参考になれば嬉しいです。


 今回の選書の中のおすすめ本の紹介と、各本のamazonリンクを画像の下につけています。よろしければそちらもどうぞ。

 幼年童話「子ぎつねと音のなる石」は、明治時代を舞台に、子ぎつねと若い音楽家の2晩の交流を描いた本です。1人と1匹は、カンカン石という叩くと澄んだ音の出る石を通して音楽の楽しさを共に感じます。

 作品内で登場するカンカン石とは、香川県でとれる溶岩サヌカイトの別名です。私も今回初めて動画で音を聞いてみたのですが、本当に澄んだきれいな音が出るんですね。いつか実物の音色を聴いてみたいです。

 人も動物も関係なく相手を信頼し、音楽を楽しむ様子が丁寧に描かれていて、とても素敵なお話です。ぜひ。


 絵本「ねこがおおきくなりすぎた」は、ローマイヤ―さん夫婦がもらってきた子猫の「チビ」が普通のネコの大きさから、「おおがたのいぬくらい」「かばくらい」とどんどん大きくなっていくお話です。

 とうとう家の1階を占領する大きさになってしまったチビは、うんちの処理も他の世話も、とにかく大変。町の人たちも巻きこんで、ローマイヤーさん夫婦はどんな対処をするのでしょうか。そして、チビはどうなるのか?

 淡々と子猫が大きくなるのを描いていくのが、非常に面白い絵本です。こういう話はやっぱり絵本の絵で変化を追いながら読むのが楽しいですね。



 絵本「ドン・キホーテ」は、セルバンテスによる小説ドン・キホーテを部分的に子供にわかりやすく再構成した絵本です。有名な、ドン・キホーテが風車を巨人と思い込み挑みかかるシーンも入っています。

「だからいったでしょう?あれは、巨人じゃなくて風車だって」
「そうではない。魔法つかいめが、巨人を風車に変えたのだ」
「魔法つかいが変えたのは、だんなの頭のほうじゃないんですかい?
くるくるまわる風車みたいに、くるくるパーにされちまって……」

「ドン・キホーテ」20ページ

 上の引用は、ドン・キホーテとサンチョ・パンサが風車襲撃に失敗した後の場面での会話です。ドン・キホーテのきまじめでちょっとおかしい感じや、パンサのお気楽でお調子者な所がよく描かれています。会話が多くを占めていて原作の勢いをそのまま楽しめます。ドン・キホーテがどういうお話か、イメージを持つことを助けてくれるだけでなく、きちんと1冊の絵本としても楽しめるものになっていると思います。


書籍情報
(画像13冊左から)


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 週に2.3回図書館に行き、面白そうな小学生向けの本を借りています。下のマガジンに、小1と小4の子供と私チョイスで借りた本画像をまとめています。合わせてぜひどうぞー。 

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