「双極性障害」からの回復 ②治療終了
現在の状態
いま現在、定期的な服薬と通院は終了し、仕事も私生活も楽な気持ちでできています。減薬や通院終了までの道のりを大まかに記録すると、以下の流れになります。
(注: 減薬・断薬は必ず医師と相談の上で行いましょう。私は一度自己判断で断薬し、離脱症状でえらい目に合いました。その時はもちろん断薬も失敗しました。)
・2019年6月 気分安定薬「リーマス」減薬開始
・2020年1月 「リーマス」服薬終了
・2020年2月 抗不安薬「ソラナックス」減薬開始
・2020年3月 睡眠薬「レンドルミン」減薬開始
・2020年4月 定期通院・服薬終了
ただし、辛くなった時のために、「ソラナックス0.4mg 半錠」と「レンドルミン0.25mg 半錠」をお守り代わりに持っています。頑なに「もう絶対薬は飲まない」「通院もしないように頑張る」ということではなく、可能性としては再発もありえるので、状態が悪化したら通院も服薬も再開します。
私の「回復」の形
「双極性障害」という疾患や精神疾患の多くは、医学的には「完治」という状態はないそうで「寛解」という言葉が使われます。「寛解」は、私の理解では「服薬・通院をしながら日常生活を安定的に送ることができる」というものですが、いまの私の状態は服薬も通院もしていないので「完治」に近いものだと感じています。
ただ、私は医療関係者ではない、ひとりの当事者ですし、「完治」という表現は使えないので「回復」としました。主治医をはじめ様々な機関でお世話になった方達、家族や友人達、何より生を諦めなかった私自身への感謝を感じながら回復の日々を生きています。
現状でやっていること
これから公開する予定の記事で、私が実行した事柄を項目毎に書こうと思うのですが、回復したいまもやっていることを簡単に記します。
・起床時間を一定にする
・睡眠状態を簡単に記録する
(早朝覚醒、中途覚醒、夜更かしなど)
・気分の上下を簡単に記録する
・「いま」にいる
(過去や未来の「思考」をストップする)
・「課題の分離」を意識する
・「私はどうしたいのか」を常に問う(自分軸)
以上のことを意識しながら(生活習慣になっている部分は無意識のうちに)、日々気楽に過ごしています。睡眠の乱れはまだ時々ありますが何日も続くことはなく、気分が下がる状態も生理前に少しだけ、といった感じです。体調について完璧を目指さず、これから中年(!)に差し掛かる年代なりの好不調です。
次回は、発症から今までの流れと、私が辛かった症状などをまとめます。