シェア
木下ことり
2018年9月13日 00:05
「懐かしい」はじめて自助グループに行った時、体の中から湧き上がった感覚だ。 私は、中学・高校とキリスト教の女子校に行った。学校では、毎朝・毎夕礼拝があった。「チャペル」と呼ばれる礼拝堂へ行きベンチに座ると、壇上にその日の当番の先生が昇る。先生は洗礼を受けているキリスト教徒で当番制をとっており、毎日変わる。パイプオルガンが、弾かれると同時に全校生徒は起立し賛美歌を歌う。賛美歌とは世に言う「キ
2018年10月30日 14:59
自助グループには、「オープン」と「クローズ」がある。「オープン」とは、言葉の通りみんなに開かれた会で、依存症や被害にあった本人だけでなく、その友達や家族なども来ていいよという意味だ。一見開かれていて良さそうだが、被害者や依存症の本人にとっては、匿名性が守られないため心から全てを暴露したり吐露したりすることは難しくなりそうというデメリットもある。「クローズド」は、一見閉ざされた環境で「奴らは、一体