痛みを起こさない体づくり
「『歩く時に必要な能力』を意識して使っていないせいです。フラフラ歩きはエネルギーと能力のムダ使いとなってしまいます」
「歩く時に必要な能力」とは、姿勢の良さに関わる「正しく筋肉を使うこと」に加えて、「バランス能力を働かせること」です。
「特にバランス能力は、加齢とともに衰えていく一方です。この能力を鍛えなければ、転倒しケガをしやすくなりますし、左右均等に筋肉を使えないので歩いていても効果的な運動にはなりません。体の軸もズレてきますから、腰痛や肩こり、膝痛を引き起こすことにもつながります」
「バランス能力」を使えているのか、チェックしていきましょう。
<バランス能力見極めのルール>
(1)「白線に沿って真っすぐに歩けるか」
⇒安全な場所を選んで、道に引かれている白いラインなどに沿って意識して真っすぐに歩いてみよう。ラインの両側に左右の足を置き、ラインと平行に進めるかを見極める。タイルの目や家のフローリングの板に沿って歩いてみるのもよいです。
行う際は、転倒には注意してください。
(2)「同じ場所で足踏みができるか」
⇒簡単に思えるかもしれないが、筋肉のバランスが崩れていると、同じ場所での足踏みは難しいです。
(3)「目を閉じて足踏みをしても、同じ場所にいられるか」
⇒30秒~1分間、目を閉じて足踏みをしてみよう。目を閉じると視覚での修正がきかないので、バランスが崩れていれば体は前後左右に動きやすいです。
車道でやるのが心配な時は、家の中でフローリングの板を使って歩いてみるといいです。気を抜くとフラフラするので、やはり意識をして真っすぐに歩くことが大切だと感じるはずです。
ルール(2)と(3)では、足踏みのズレが分かるように床にA4サイズの紙を1枚置いて、その上で足踏みをしてみたりするとズレているかどうかがわかります。
「大きくズレる人には、偏った筋肉の使い方をしている人が多いです。背中や股関節のどちらかが曲がってしまっている可能性があります。」
歩行時には段差や凹凸、傾斜を通ることもあります。普段から意識してバランス能力を使っていれば、筋肉を均等に使うクセがつきます。
段差でつまずいたり足元の悪い場所でバランスを崩して転倒するリスクも減ります。自分を守るための能力ですから、意識して使って鍛えてください。
さらに詳しく、痛みを起こさない体づくりについてまとめたのでみてみて下さい
にしのあきひろ絵本ボックス1
西野亮廣エンタメ研究所はこちら
アル開発室は
00:00studioは
eluサービス
サポート、noteの記事購入して頂い金額の一部はえんとつ町のプペルの購入、その他クラウドファンディングの支援をさせて頂きます