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背筋が伸びた正しい姿勢を保持する筋肉│腹横筋トレーニング

腹横筋(ふくおうきん)とは、どこの筋肉か知っていますか?

 腹筋群のインナーマッスルとして知られる腹横筋は、呼吸筋として息を吐く際に働きます。

 また、腹横筋の中部は体幹をコルセットのように締め付けることで体を安定させる力として関与します。

 また、腹圧を高めて排便を補助したり、腰への負担が軽減するといった効果も期待できます。今回はそんな腹横筋のトレーニング方法をご紹介します。

腹横筋の働きと効果とは

 腹横筋(ふくおうきん)は、腹筋群のインナーマッスルとして知られており、主に腹式呼吸で息を吐く(呼気)場合に最も働く筋肉です。

いわゆる、お腹を凹ませる時に働く筋肉です。

 また、腹横筋の上部は胸郭を固定し、中部下部は体幹の安定性を高める働きがあるとされており、多裂筋と共に体幹をコルセットのように締め付けることで体を安定させ、姿勢を保つ役割としても働きます。

 姿勢を保つと言っても脊椎の働きには関与しないため体幹の動きは特に起こりません。

 むしろ、背筋が伸びた美しい姿勢や正しい姿勢を保持するために重要な筋肉となります。


 腹横筋は、直接的に体の動きには関与していませんが、この筋肉をトレーニングすることで日常生活の中でこのような効果が期待できるとされています。



【腹横筋の日常生活での効果】
・腹式呼吸時に息が強く、深く吐けるようになる
・腰の安定性が高まる(コルセット)
・体幹全体の姿勢を安定させる
・せきやくしゃみがしっかりとできるようになる
・排便や分娩時に腹圧を高めて出やすくなる
・ぽっこりお腹を引き締める


さらに、近年では腹横筋に関して研究者の方から重要な論文等も多く公開されています。
それらの見解を基に腹横筋のトレーニングについて考えていきましょう。

 腹横筋を鍛えると日常生活で起こる腰痛を予防したり、深い深呼吸が出来るようになります。しかしながら、腹横筋は体幹の動きにほどんど貢献していないため、トレーニングすることが難しい筋肉でもあります。

 あまり体全体を動かさない特徴的な鍛え方ですので、しっかり覚えていきましょう!



それでは、トレーニングが特徴的な腹横筋の鍛え方をご紹介していきます。

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■正しいドローインのやり方


1. 膝を曲げた状態で仰向けになり腰の下にタオルを引く
2. へその上にタオルを置き両手を横につく
3. 息を吐きながらお腹をへこませる
4. 息を吐きだしきった地点で10秒間キープ
5. ゆっくりともとの位置に戻す
6. 3~5を繰り返す

■ドローイングのポイント


・足を広げ過ぎる腰を反らせすぎてしまうので注意が必要。
・タオルを見ながらへこませるとお腹に意識がしやすいです。
・上半身に力を入れすぎない様に注意すること。
こちらの運動は、寝たままの姿勢でできる腹横筋のトレーニングです。


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