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「良くなる」ってなんだ?#1

どうも、理学療法士のゆうです。
今日はみなさんが良く使うであろう
「良くなる」について
考えていこうと思います。

記事の中で身体機能しか診ない
理学療法士の話が出てきますが
身体機能を診ることを
否定するわけではありません。

身体機能について深く考えられる
スペシャリティな理学療法士も素敵です。



全然良くならない

理学療法士として仕事をしていると
患者さんの状態が思ったように
良くならないこともあります。

この時、多くの方は
「自分のやっていることが間違っているのかな?」
と思うことでしょう。

この思いはすごく大切で
自分のアプローチを見直したり
検査や評価をやり直してみたりする
きっかけになります。

逆に良くならないことを
認知症があるから
患者自身にやる気がないから
本人家族に病識がないから   などなど
患者側の責任にしてしまう人もいます。

確かに認知症や低栄養、超高齢など
身体機能の改善を阻害する要因は
多くあります。

しかし、それを「良くならない」
理由にしてはいけません。

と、ここまでは様々なところで
話されていることです。

なぜ良くならない理由にしてはいけないのか

認知症や低栄養、超高齢など
身体機能の改善を阻害する要因を
「良くならない」理由にしてしまうと
身体機能の改善のみに目がいってしまいます。

そして、この思考を繰り返すことで
「身体機能の改善=良くなる」
「身体機能が改善しない=良くならない」
といった考えが強くなってしまいます。

すると
さらに身体機能以外の部分に目がいかなくなり
身体機能以外の部分にアプローチしなくなってしまいます。

結果、「良くならなかった」となります。

この思考で理学療法を行っている理学療法士は
「身体機能の改善が望める患者」しか
「良くする」ことができなくなります。

冒頭でも書いた通り身体機能に着目して
身体機能の改善に特化して活躍する
スペシャリティな理学療法士も素敵です。
もしあなたが
「身体機能の改善に特化した理学療法士」を
目指すならそれもいいことです。

ただ臨床には様々な患者がいます。
そして現状の超高齢社会では
認知症のある方
超高齢の方
多疾患を合併している方 など
身体機能の改善が望みづらい患者の方が多いのです。

この状況で身体機能の改善に特化した
スペシャリティな理学療法士を目指すということは
少ない対象者を相手にすることとなります。

必然的に
スペシャリティな理学療法士の数も
少なくて良いことになります。

すると
スペシャリティな理学療法士に
求められる質は非常に高いものとなります。

あなたはその非常に高い質を
身につけるための努力ができますか。

「できないよ」「したくないよ」
という方も問題ありません。
私もその一人です!

私よりも身体機能の改善させる
能力の高い理学療法士には
良く出会います。
というか、ほとんどの理学療法士が
私よりも身体機能の改善させる
能力は高いです。

しかし
私は組織マネジメントや人材育成について
私以上に考えている理学療法士には
直接会ったことはありません。
(ネットなどではみることがあります。)
組織マネジメントや人材育成に特化した
理学療法士は現状少ないです。
だから私はこのブルーオーシャンでぬくぬく
理学療法士をやることができています。

話がそれましたが

身体機能の改善が望みづらい患者の方が多い
臨床の中であなたが理学療法士として活躍するためには
「身体機能の改善が望みづらい患者を良くできる」ことが
求められています。

次回につづく

そこで考えなければならないのが
「良くなる」ってなんだ?
です。

思った以上に前置きが長くなったので
「良くなる」ってなんだ?
については次回の記事に書いていきます。

記事へのご意見、ご感想などあればコメントや「X」のDMで連絡お願いします。

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ゆう
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