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自分に腱鞘炎を起こして分かったこと

こんにちは!理学療法士の笹川です。


今日の話は過激です。


私が施術技術を洗練させるときに
よく使いますが自分をケガさせて
最短で改善させる、ということをします(笑)


普通の人から見たら変人ですね。


今までこれをやってきて
全ての施術法を確立させてきました。


膝、腰痛、肩関節痛も指や手首、肘すべてです。


これは誰でも簡単にできるのですが


撓側手根屈筋だけ、思い切り
収縮させるということを一週間
続けていると


すぐに腱鞘炎を起こせます(笑)


腰でも全く同じですが、
多裂筋だけ収縮させまくると、
とんでもないくらい腰を痛めます。


「笹川はアホなんじゃないの!?」


と思われますが、それが
手っ取り早く原因を調べられます(笑)


前回のお話に戻しますが


ヘバーデン結節やブシャール結節を改善させるには
手首の筋肉が正常にはたらく必要があります。


その筋肉が
・撓側手根屈筋
・尺側手根屈筋


この2つの筋肉でしたね。


今日のメルマガでは


どうやったら

『単独で痛みを起こさずに手首を働かせられるか』
お伝えしたいと思いますが


手首の筋肉であるこの2つの筋肉が弱いと


指の筋肉は手首を曲げる筋肉なので、
深指屈筋・浅指屈筋が過剰に働き
指を痛めます。


たとえば

撓側手根屈筋だけ働かせまくり、
尺側手根屈筋だけは働かせない、


ということを続けたらどうなるでしょうか?


撓側手根屈筋の筋力が上がるのに
尺側手根屈筋の筋力は相対的に下がる


現象が起きます。


これを続けると指の痛みも
でるようになります。


実際にやると分かりますが
自己責任でお願いします(笑)


その原理は腰でいうと
分かりやすいです。


いくら腰痛には多裂筋が大事と言われても、
多裂筋を働かせすぎると腰が反りやすくなって
痛みが生じるのと同じことです。


そのため、反対側にある腸腰筋も
一緒に働かせると腰の痛みが取れるのですが、


一部の筋肉だけを
過剰に働かせると
簡単に痛みを引き起こせます。


私は指の施術がよく分からず
腱鞘炎を起こして、どうやったら
それを最短で改善できるかを検証したのです。


困ったことに

「教科書に載っているような
撓側手根屈筋の働かせ方、
尺側手根屈筋の働かせ方では意味がない」


です。


なぜなら


前腕が回外していると
手首の伸筋(肘の外側の筋肉)が
どうしても働くので


単独で
撓側手根屈筋、尺側手根屈筋だけを
働かせることはできません。


ですので

手首を本当に鍛えるのであれば
前腕回内位にして手首のトレーニングをする、
促通をするということが重要です。


普通ダンベルなどで
リストカールするとき
こんな感じでやりますよね?

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※画像はネットから拝借しています


これだと動作は手首を曲げる動きですが、
筋肉は外側(伸筋)に付きやすいです。


また指が痛い人はこのままだと
痛くてできるようになりません。


手首、指の治療をするときは
前腕回内位でおこなう必要がある


というのは
私が自分に腱鞘炎を起こして
分かったことです。


施術というのは理論だけでは
片付かないことばかりですので、


ぜひ、手首、指の施術は
前腕回内位で手首を働かせるように
おこなってください。


簡単にヘバーデン、ブシャール結節を治せます。

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