筋トレが続かないのには理由があった!?原因がわかればあとは改善!!その方法は?
筋トレ…せっかくはじめたとしても、なかなか続かない人は多いんじゃないでしょうか!?
私自身、フィットネスジムでトレーナーをしていた時代でも、ジムに入会して去っていく人をたくさん見てきました。そしてリハビリでも自主トレがなかなか出来ない方が多い…
でも、筋トレは病気による死亡率を減少させるし、よく眠れるようになるし、糖尿病や心臓病のリスクが減っていくだけでなく、男性には男らしい肉体を、女性には美しいスタイルを与えてくれますよね。
そんなメリットだらけの筋トレなのに....ということで、今回はその筋トレが続かない理由について分析と考察をしてみました。
ヒトの歴史
筋トレが続かない理由に、ヒトの歴史が関係している…なんとも変な話ですが、ハーバード大学のDaniell Liebermanさんが面白い考察をしています。
ヒトは長い間、狩猟民族として生きてきました。その動物の狩り時代が、ヤリを投げたり走り回ったりといったトレーニング状態。そんなトレーニングの日々を送っているので、休める時に休むというのが大事だったんですね。
実際、これほどの活動量があるものの、食事によるエネルギー補給は男性で2,600-3,000kcalと推定されていて、女性も妊娠や育児のために必要以上のエネルギー補給が必要でした。石器時代はいつも食料不足だったようです(Kelly RL, 2007)。
そういった経緯が、遺伝子レベルで組み込まれている現代の人間です。今は狩りをする必要のなくなった僕らですが、旧石器時代の祖先達から「休める時は休め」と刷り込まれているんですね。
ヒトは生き延びるために、少ない摂取エネルギー量を狩猟や生殖活動に優先的に使用し、それ以外の余暇の時間は極力、エネルギーを使用しないように最適化され、進化したとLiebermanは結論づけています(Lieberman DE, 2015)。
ん〜なるほど!!
...ん!?この改善策って...ないですよね?
人類の歴史と言われても...
とりあえずここで言えるのは、筋トレは続けにくいものであることを自覚すること。続けにくいものを続けるのは、習慣化や高いモチベーション維持、一人ではなくみんなで筋トレを行うなど、工夫が必要です。このあたりは後述していきます。
忙しい(筋トレの優先度が低い)
現代人は忙しいです!やることが多くて、つい「忙しい、忙しい」と言ってしまいます...が、冷静になりましょう。
実際筋トレは10分あれば結構しっかり出来ますよね?つまり忙しいというのは実は言い訳。モチベーションが低い状態です。
・飲みに行く
・友達と遊ぶ
・本を読む
・映画を観る
・旅行に行く
なとど比べて、筋トレの優先度が低い状態。ただそれだけです。本を読みながら筋トレ、家で映画を見ながら筋トレ、階段を登って筋トレ(特にお尻の筋肉に意識を向けると良いです)、寝る直前に筋トレ...どこでも出来ます。
忙しいを理由にしている人は、自己分析をしっかりやって本当の理由を考えてみるといいですね。自分より絶対に忙しいハズの著名人で、筋トレをしまくってる人たちを挙げてみると…
松本人志さん
西川貴教さん
武井壮さん
GACKTさん
金子賢さん
などなど。あとモデルさんとかはみんな筋トレしまくってますよね。時間は作り出すものです!!
効果が出るまでタイムラグがある
気合いを入れて筋トレをはじめても、効果が出るまでにタイムラグがあります。
筋トレが面白くなってくるのは、自分のカラダが変わっていくのを実感した時から。この楽しさを知るまでに飽きてしまうケースでは、なかなか筋トレが続かないですよね。
ちなみに数週間で筋のパワーが上がってくるのですが、一回そこでパワー向上は頭打ちになります(使ってなかった筋肉が使える状態になってくる)。その後2〜3ヶ月で筋肥大が起こってくるので、そこからまたパワーが向上していきますよ。
タイムラグがあることがわかっていれば、効果が出ないから辞めるということがなくなっていきます。
目標がない、もしくは本気度が低い
物事を続けるためには、モチベーションが大事ですよね。意欲が乏しければ、そらぁもう続かなくて当たり前です。でも、最初から強いモチベーションを持っている人はあまりいません。
モチベーションは育てていくもの。軽い気持ちで始めて、ちょっとずつ筋トレ意欲を高めていけるといいですね。意欲を高めるためには、まず自分の目標を自覚すること。
筋トレを続けるためのモチベーションとして
・マッスルな身体を作る
・健康になる
・自分に自信をつける
・趣味化(筋トレそのものが楽しい)
・モテる
・疲れない身体を作る
・経営者、モデル、著名人と知り合いになる
・海好きなので、恥ずかしくないカラダ作る
などなど、いろいろと考えられます。
自分の続ける理由を確認して、その理由を日々確認します。その確認する行為で、モチベーションは育てられますよ。
(SNSで目標となる人をフォローしましょう。日常的に目標が目に触れると良いですね)
そして同時に、「続ける」ということそのものも大事。これだけで、高いモチベーションを持たなくても筋トレが出来るようになります。いわゆる「習慣化」というものです。生活の一部に組み込んでしまえばいいんですね。
人は身体に悪いこともしたくなる
カップラーメンって美味しいですよね。私自身、普段の食事は結構魚を食べ、野菜を摂るように気をつけていますが、カップラーメンはホント美味いと思ってます。健康に気をつけてると言いながら申し訳ないですが、たまにカップラーメンも食べます。そして、それを食べた後になんか幸せな気分になったりします笑
...子供の頃ってちょっと悪さしてる人がかっこよかったりしますよね!?
筋トレをすることに対して、「健康」という言葉が出るとココロの底で「ダサい」という感覚になる人もいるみたいです。若者層は健康では動かないんですね。
同時に、筋トレをはじめると「すごーーい」と言われることもあります。普通のことなら特に変化はないですが、無意識の中で「じゃぁすごいこと頑張ってしなくてもいいや」「ちょっと照れ臭いし」的な感覚に陥ってしまう方もいます。
リハビリのケースでは、家族から「頑張ろう!」と言われても反発したくなるケースがあります。「別に今のままの身体でいいし...」といった感じです。
こういった対話の中の微妙なニュアンスが、筋トレを始めた人たちのモチベーション低下につながる可能性があるんですね。
これを変えていくのは環境です。筋トレをすることがいたって普通の環境に意識的に身をおくこと。周りが普通に淡々と筋トレをしていれば、集団心理で自分も筋トレをするようになれますよ。モデルさんとかはこの心理が結構働いています。
筋肉痛が嫌だから続かない
筋肉痛で身体がしんどくなるから嫌だという人もいます。
なので少し筋肉痛の雑学です。みなさん筋肉痛が起きる理由が、筋繊維が切れるからだと考えていますが、実はそうではない可能性が高いようです。
筋肉痛が一番よく起きるのは、
「慣れない運動をした時」
です。(もちろんハードに筋トレをした時は筋肉痛になります)
なので、慣らしてあげましょう。筋肉痛を和らげるためには、鍛えたい筋肉を本格的に鍛える数日前に、軽い負荷で同じエクササイズをすること。これをやっておくと、筋トレをした時の筋肉痛が大きく軽減しますよ。
ちなみに歳をとったら二日目に筋肉痛が来るといいますが、これは嘘。このあたりの話はまた今度詳しく書いていきたいと思いますー!
と、いうことで今回の記事は
「 筋トレが続かないのには理由があった。原因がわかれば改善するだけ!」でした!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。