僕とこどものはじめてのお留守番
「じゃあ行ってきます!」
妻が出産してから久しぶりに外出をしてきた
どうやら前の職場の知り合いと会うらしい
「何着て行こうかな~」
なんてウキウキしながら準備を進めてから
元気よく出て行った
「いってらっしゃ~い!」
こどもと一緒に玄関から見送り
そのまま窓の外でもこどもの手を持って
ブンブンと振る
妻がいない状態でこどもと二人きりの
状況ははじめてじゃないけど、
買い物とか短時間ではなく、そこそこの
時間の”おでかけ”の間の子守は、はじめてだ
「さて…パパと今から何しようか?」
そんな会話をしながらオムツを変えて…
しばらくあやしていると眠ったので
そっと布団に
そのまま寝ている間にお湯を沸かしたり
哺乳瓶の消毒をしたり
掃除機をかけたり
今のうちに…と、家事を進めていく
「ほぎゃあああああああああ」
こどもがグズり出したので時計に目をやると
ちょうどミルクの時間
ささっと準備して、授乳して
ゲップさせて、また寝かしつけ
気付けば妻が外出してから数時間以上経過してた
子育ては1日があっという間に過ぎていく
しばらくのフリータイム
自分がやりたかったことを少しだけ
手をつけようとした瞬間
「ふ…ふぇええ…」
と、タイミングよくこどもがグズるので
軽くあやして寝かしつけ
さてさて…再開しますか!
というタイミングでまた
「ふ…ふぇええ…」
が聞こえてきた
わかった!パパが居ないから嫌なんだね!
と、パソコンを娘が寝ている部屋に持ち込んで
作業すると、大人しいままだ
寂しがり屋だなぁ…(笑)
なんて寝顔を見ながら作業するも
ついついカワイイ寝顔で手が止まってしまう
ガチャガチャ…
お…もう帰ってきた。
「ただいま~!遅くなってごめん!」
「全然だよ!むしろ遠慮して早く帰ってない…?」
「ん~ん!久しぶりの外出だから疲れちゃった(笑)」
僕に気を使ってないようで少しだけホッとする。
そういえば妻は出かける前に僕に対して
「大丈夫?」
って声をかけてこなかったな…
別にそういう声をかけてほしいという意味ではないけど
結構、パパとこどもだけを置いての外出って
勇気がいるってよく聞く話だったので
そういう心配がないのか少し気になったので
妻に聞いてみると
「普段からめっちゃ見てくれてるし安心してるよ(笑)」
信頼してくれてたんだなぁって
なんだか少し嬉しかった
「逆に私のほうこそ、外出中に連絡しなくてありがとう。気を使ってくれたんでしょ?」
「夢中でやってたら連絡取ることすら頭から抜けていたよ(笑)」
そんなやりとりをして朗らかな空気が流れていく
少しずつ3人だけじゃなく、僕と子供だけの時間も
作っていきたいなぁって感じた話。