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「悩む」から「考える」へ。考える力・気づく力を再考する。

※この記事は全文無料で読むことができます。

2021/07/10

こんにちは。HACOです。

「考えること」について考える本の紹介です。

「14歳からの哲学 考えるための教科書」池田晶子 著

「考える」ことを通して、人間って何だ?という大切な問いに迫っていきます。14歳からということにとらわれずに、何歳からでも読んでみてほしい本です。

自分が、「悩んでいる」のか「考えている」のか?

もう一度、「考えること」について、考えてみるきっかけになるのではないかと思います。

自分は「考えること」をしているのかどうか?

100分de名著でも紹介されていました。

いろいろな情報があふれる現代社会で、自分で考えることの大切さをどこまで持ち続けること、問い続けることができるか。情報リテラシー、情報を活用する能力を育成することも大切ですが、それだけでなく、主体的に「考える」能力も必要としていきたい。

主体性をもって活動する。

自分で考えて、判断して、行動する。

当たり前のことのようで、そんなに簡単ではないことかもしれない。

「本当にそう思う」ということと、「本当にそうである」ということは、違うことだと覚えておこう。だって、間違ったことだって、自分がそう思っているのだから、「本当にそう思う」と思えるわけだ。でも、間違ったことを本当だと思ったって、間違ったことが本当になるわけじゃない。

池田晶子『14歳からの哲学』

これまでも産業革命により、人間の活動を機械に置き換えていきました。

これからは、知的活動「考える」ことをAIに置き換えていくことになっていく。すでにGoogle先生に聞くことで、自分で考えることをしなくなっている要素は増えているといえるのかもしれませんが。

産業革命は進化のメインストリームなのかもしれませんが、そうすると、人間は考えることを外部に受け渡してしまう時が近づいているのかもしれません。「考える」ことを、いつまで人間の行動として維持していけるのか。

人間って何だ?

この問いに対して、自ら「考える」生き物であるといい続けていけるか…

答えがないことを考え続ける力を養うこと
考え続けることを共有できる仲間をつくること

「考える」ことを再考すること、自分の「考え方」に気づくことからはじめてみること。「考える」ことについては、これからも考えていきたいことです。

考えるということは、答えを求めるということじゃないんだ。
考えるということは、答えがないということを知って、人が問いそのものと化すということなんだ。どうしてそうなると君は思う。
謎が存在するからだ。謎が謎として存在するから、人は考える、考えつづけることになるんだ。

池田晶子『14歳からの哲学』


最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もよい一日を。

それでは、また。

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