有効なルールはいつもシンプル
皆さんは自分の中にマイルールをお持ちだろうか?
僕はたまに作っては破り続けてきた。
学校のルールも職場のルールも破って破って生きてきた僕にはピッタリであるが、それと同時に僕自身が可哀想にも思えてくる。
もしかすると、みなさんも僕と同じようにマイルールを決めては破り続けてきた人たちかもしれない。
『それはなぜなんだ』と考えてみたところ、どうやら僕たちは完璧で複雑なルールを作りすぎているようだ。
複雑なルールはめんどくさい。これを読んでいる人の中でどれほどの人が『ルールブック』を読むだろうか?
ルールブックが必要なほどに複雑にするから分かりづらくなるのだ。
これは法律や学校の校則にも言える事で、学校では生徒手帳なるものを渡され、そこには校則という名の無意味なルールが列挙されている。
何人の生徒がそのルールを読み、きちんと把握しているだろうか。
そもそも僕は生徒手帳をもらった次の日になくし、1年間無いと思っていた生徒手帳が最後の大掃除の時にロッカーの奥から出てきた。
それほど僕にはどうでも良かった。
と、同じように、ルールは複雑だと嫌になる。
では、どれくらいシンプルであれば良いのか。
最高のイグザンプルを見つけた。
先日、Youtubeで『エレンの部屋(The Ellen DeGeneres Show)』を見ていたときに出演していた子供の話である。
彼が『人生において2つだけルールがある、
ルールナンバー1、「いつでも最高に楽しむこと」
ルールナンバー2、「ルール1を守ること」』
と言って会場を笑いに包んでいた。
しかし、非常に核心をついていると思う。それくらいシンプルでいいのだ。
もう一つ例を挙げよう。
ルンバを作っている『iRobot』が新商品に取り掛かる時の基準は2つだけである。
過半数が人々の生活に役立ちそうだと思うこと
過半数が面白そうだと思う事
この2つである。
会議をしてこの2つさえクリアすればゴーサインが出るという非常にシンプルな仕組みである。
これくらいシンプルでいい。
しかし、僕たちはシンプルなルールの上では不安になる。
だから、色んなルールを作りどんな例外も許さないガチガチの状態になる。
しかし、複雑で覚えることも出来ないようなルールを作ったとしても機能しない事の方が多いだろう。
そして、バカ真面目に『ルールは守るもの』という考え方も捨てた方が良い。
別に自分で決めたルールなんだから、守らなくても死にはしない。
どうせ真面目な人ほど、マイルールが守れないと自分を責めるんだから精神衛生上、そちらの方が死に近い。
ただ、自分にとって重要なルールは守るはずだ。
犯罪者になりたくないから『法律』というルールは守るのではないか。
だから、守れないルールは重要じゃないと思えば良いだろう。
ということで、今日の話をまとめると、伝えたい事は
『マイルールは至ってシンプルに』
『守らないといけないという考えを捨てろ』
の2点である。
非常にシンプルであろう。例外が出てきたときはその時にゆっくり考えようじゃないか。
有効なルールはいつもシンプル。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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